「自分さえよければいい」
利己的な人は、自分のことしか考えていないため、他人との調和が取れず、生活が傾きます。
自分さえよければいいと思っていると、より良い道を歩んでいるようでも、他人からの協力が得られないため孤立してしまいます。
自分のためにだけに生きる生き方は、必ずどこかでつまずきます。
「人のために生きます!」
献身的なボランティア活動をしている人は、人のためとはいいますが、往々にして自分の生活は傾いている場合が多い。
人のためばかりに尽くしてしまうと、自分の生活がおろそかになります。
人のためにだけに生きる生き方も、必ずどこかでつまずきます。
「人のために生きる人生」と「自分のために生きる人生」
私たちは、どちらの人生を歩めばいいのでしょうか。
どちらのほうが、いいと思いますか。
少し欲張ってみましょう。
「自分のため」と「人のため」の両立ができる生き方は、理想の人生です。
自分のためにしていることが、人のためになればいいのです。
片方だけではいけません。
両方が同時に実現するような生き方が、ベストな生き方です。
自分の生活が豊かになり、他人の手助けもできます。
「自分のためにも、人のためにもなる、生き方」
これが本当の素晴らしい人生なのです。
テレビで活躍する名俳優は、自分が楽しみ、人を楽しませている人がいます。
そういう人こそが、大きな舞台で活躍することができる人です。
日本を代表する演歌歌手である北島三郎さんは、小さいころからずっと演歌を歌い続けている歌手のプロです。
自分が喜びにあふれて歌っている演歌が、同時に聞く人たちの感動へとつながっています。
自分が喜び、他人が同時に喜ぶという素晴らしい生き方です。
おいしい話に聞こえますが、人生はそのくらいおいしい生き方をしていいのです。
「自分のためだけ」「人のためだけ」というのは、控えめな生き方です。
それほど控えめでなくても、堂々と両方を実現する生き方をすればいいのです。
あなたが喜びと感じることを、ただ一生懸命に楽しむだけでいい。
それはいずれ、人のためにもなります。