仕事に慣れていない人が1日かかってしまった仕事も、経験を積めば、やがて3時間でできるようになるかもしれません。
慣れと熟練が伴えば、いずれ可能となるでしょう。
人間は、順応が早い生き物です。
しかし、10分ではどうでしょうか。
それは、もはや人間の限界になります。
人間技ではありません。
個人の力には、限界があります。
強い人は、個人の力は強いですが、プライドが高いために、他人の協力を借りようとしません。
「自分だけですべてを成し遂げるんだ」と、意地を張ります。
他人の協力を借りようとせず、自分が強くなることで、成し遂げようとします。
強いですが、実は弱いのです。
弱い人は、強い人より強くなります。
自分の弱さを自覚し、他人への助けを積極的に借りようとするからです。
しかし、そんなとき弱い人は、潔く自分の弱さを認め、他人の協力を求めようとします。
「1人ではできないから、手伝ってほしい」
10人の協力が得られれば、1日かかる仕事も、10分で終わらせることができることでしょう。
100人の協力があれば、1分でできるかもしれません。
仕事の量にもよりますが、どんなに弱い人でも、たくさんの協力が集まれば、強い力になります。
あなたは、1人で強くなろうとしていませんか。
慣れ・熟練・トレーニングしだいで、今以上にうまく、賢く、速く、強くなるでしょう。
しかし、1人の力には限界があります。
「1人で強くなろう」という考え方から「協力によって強くなろう」という考え方にシフトしましょう。
あなたがもっと強くなるには、集団による協力を得て強くなることが必要なのです。