自分の背中にごみがついていても、自分では見えませんから、わかりません。
自分の頭の上にハエが止まっていても、本人はなかなか気づけないものです。
顔にごみがついていても、自分では見えません。
自分で自分の悪いところを見つけようというのは、言葉では簡単に言えても、なかなか難しい。
しかし、他人なら、たやすくできてしまいます。
客観的な視点からは、良いところだけでなく、悪いところまでよく見えます。
自分の背中についているごみ、頭の上に止まっているハエ、顔についているごみ、これらは他人から見れば一目でわかります。
自分で自分の欠点を見つけるためには、自分で探すより、他人に探してもらったほうが早いのです。
他人からはすぐ見えますから、あなたに教えてくれます。
しかし、その教えは、往々にして、批判や悪口に聞き間違えている人が多いのです。
「こうしたらどうですか」という助言に「偉そうなことを言うな」と思い、反発してしまう。
「最近、顔色が悪いよ」という友人からの一言に「そんなことはない!」とせっかくの助言を無視する。
「机の上が散らかっているよ」という言葉に「うるさい」と返してしまう。
本当はあなたを思って言ってくれているのに、あなたは批判と受け取ってしまい、相手にマイナス感情を抱いてしまいます。
本当は感謝なのです。
批判どころか、むしろ、ありがたく思わなければいけません。
素直に受け止めて、改善したほうが、自分のためになります。
助言を、批判と聞き間違えていませんか。