私は早起きする人で、だらだらした人を見かけたことがありません。
早起きできる人は、間違いなくしっかりした人です。
しっかりしているから、早起きができるのです。
しっかりしていなければ、早起きはできません。
早起きできるという実績は、すでにその人の自己コントロール力の証明になります。
朝早くに起きようと思うと、眠い中、目をこすり、起きなければなりません。
多少なりとも、自分に鞭を打つ作業が必要です。
それだけでも、十分しっかりしています。
普通の人は、もっと長く寝ていたいと思い、早起きをしようとさえしません。
「早起き? 早く起きて何をするの? 眠いだけでしょう」と、白けた返事がとんできます。
夢のない人はやることがなく、やることがないから早起きもしようとしません。
朝をだらだらしている人は、心も生活も人生も、だらだらしている人です。
早起きをしている人は、確固たる目標があるから、眠い早朝に起きることができるのです。
受験に向けた勉強かもしれませんし、資格の勉強、読書の習慣、畑仕事、ジョギングかもしれません。
いずれにせよ、早起きをするからには「何かわけあり」です。
それも往々にして、前向きな成長に関係する素晴らしいわけがあります。
眠くてつらい朝を、早くに起きて何かをするのは、よほどの理由がなければしようと思いません。
私の知っている早起きの人は、みんな、素晴らしい人ばかりです。
目標を持っているから時間が欲しくなり、必然的に、静かで人も少ない朝早くに起きようと思うようになります。
夢も目標も生きがいもない人は「早起き? なんでそんなことをするの?」と笑うのです。
早起きをしたくなるくらい、熱い目標を持つことです。
人生は目標なしでも、だらだら生きることは可能ですが、そんな張りのない人生は面白くありません。
張りのない肌は衰えて見えるように、張りのない生活も衰えて見えます。
好きな本を読むことでもかまいませんし、健康のためにジョギングでもかまいません。
やりたいことがあると目標ができ、目標ができると早起きしたくなります。
早起きすれば、成長も早くなり、張りのある生活になります。