リズムのよい生活習慣では「早寝・早起き」が基本です。
「早起きは三文の徳」という格言は大変有名ですね。
早く起きることで、ほかの人より早く行動ができ、結果として得を得られやすいということです。
朝は静かです。
勉強に集中できます。
友人から突然電話が来ることもありませんし、親が急に部屋に入ってくることもありません。
面白いテレビ番組もない時間帯ですから勉強にも集中できます。
「早起きをして得をするぞ!」
その意気込みで、夜はいつもより早く寝ようとします。
ここに、大きな落とし穴があります。
早く寝ようとしても、そう簡単には寝られません。
いつもは夜12時ごろに寝ている人が、急に夜8時に寝ようとしても失敗します。
いくら目をつぶっても、全然眠れません。
では、早く寝るために、どうすればいいのでしょうか。
実は「早寝・早起き」ではありません。
「早起き・早寝」です。
早く寝るためには、まず前提として早く起きなければいけません。
いつもより早く起きることで、太陽の光を浴びる時間も、いつもより早く浴びることになります。
すると、体内時計が前倒しに調整されて、体のリズムが変わります。
もし早く寝たければ、ポイントは「寝るとき」ではなく「起きるとき」です。
「早寝」を先にするのではなく「早起き」を先にします。
慣れない早起きは、最初は少し眠いですが、1日だけ我慢です。
早起きすれば、夜には早く寝られるようになります。