執筆者:水口貴博

受験生の時間とスケジュール管理術

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「早寝・早起き」は嘘。「早起き・早寝」の順が正解だった!

「早寝・早起き」は嘘。「早起き・早寝」の順が正解だった! | 受験生の時間とスケジュール管理術

リズムのよい生活習慣では「早寝・早起き」が基本です。

「早起きは三文の徳」という格言は大変有名ですね。

早く起きることで、ほかの人より早く行動ができ、結果として得を得られやすいということです。

朝は静かです。

勉強に集中できます。

友人から突然電話が来ることもありませんし、親が急に部屋に入ってくることもありません。

面白いテレビ番組もない時間帯ですから勉強にも集中できます。

「早起きをして得をするぞ!」

その意気込みで、夜はいつもより早く寝ようとします。

ここに、大きな落とし穴があります。

早く寝ようとしても、そう簡単には寝られません。

いつもは夜12時ごろに寝ている人が、急に夜8時に寝ようとしても失敗します。

いくら目をつぶっても、全然眠れません。

では、早く寝るために、どうすればいいのでしょうか。

実は「早寝・早起き」ではありません。

「早起き・早寝」です。

早く寝るためには、まず前提として早く起きなければいけません。

いつもより早く起きることで、太陽の光を浴びる時間も、いつもより早く浴びることになります。

すると、体内時計が前倒しに調整されて、体のリズムが変わります。

もし早く寝たければ、ポイントは「寝るとき」ではなく「起きるとき」です。

「早寝」を先にするのではなく「早起き」を先にします。

慣れない早起きは、最初は少し眠いですが、1日だけ我慢です。

早起きすれば、夜には早く寝られるようになります。

受験生の時間とスケジュール管理術(15)
  • 早く寝るために、早く起きる。
勉強する時間くらいは、机の上に勉強以外の物を置かない。

受験生の時間とスケジュール管理術

  1. あらゆる時間管理術は、変えようのないリズムに合わせることから始まる。
  2. 1日のスケジュール表は、リズムを正常化させる薬のような役割を果たす。
  3. 1週間のリズムに従って、勉強計画を立てる。
  4. 勉強時間をあらかじめ宣言しておけば、勉強の邪魔をさせることもない。
  5. 今の自分は、人生を左右する大事な時期にいることを自覚する。
  6. 調子が出ないときは、調子が出るような勉強から始めればいい。
  7. どんなに調子が出なくても、睡眠時間だけは削ってはいけない。
  8. 「勉強から逃げるために休む」のと「勉強するために休む」とでは大違い。
  9. 1枚ずつめくるカレンダーより、1枚にまとまったカレンダーがおすすめ。
  10. 秒針のあるアナログ時計のメリットとデメリット。
  11. 明るい部屋で勉強するとき、必ず部屋は明るくする。
  12. 受験勉強は、自己管理能力を問う試験でもある。
  13. 勉強時間の配分は、出題率の高さに応じて調整する。
  14. 急にやる気が出れば、すぐ勉強したほうがいい。
  15. 「早寝・早起き」は嘘。
    「早起き・早寝」の順が正解だった!
  16. 勉強する時間くらいは、机の上に勉強以外の物を置かない。
  17. 日中の疲れや眠気は、短い仮眠で乗り切れ!
  18. 帰宅後の勉強は、夕食後ではなく、夕食前にするほうがいい。
  19. 親からの小言に、集中力を乱される。
  20. 朝に弱い人でも、熱いシャワーを浴びれば眠気が取れる。
  21. 眠気・疲れ・惰性は、熱いシャワーで取り払う。
  22. 学力に差ができるのは、重い腰を上げる早さ。
  23. 根性で勉強をしようとすると、失敗する。
  24. 気温は、勉強へのやる気に強く影響を及ぼす。
  25. ささいなアイテムで、勉強の能率は劇的に向上する。
  26. 勉強の準備時間を、効率よくカットできる手段を考える。
  27. 家族旅行と勉強を絡めれば、思い出も勉強もうまくいく。
  28. リフレッシュの時間くらいは、勉強のことを完全に忘れたほうがいい。
  29. 眠れない夜は、参考書を睡眠薬の代わりにすればいい。
  30. 時間はあると思えばある。
    ないと思えばない。

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