なぜ食事でマナーが存在するのかというと、より自分がおいしくいただくためにあります。
食事マナーは、たしかに面倒。
しかし、ちょっとしたマナーのおかげで、よりおいしく食事がいただけるようになることも、たしかです。
苦労には「好きなことをする苦労」と「嫌いなことをする苦労」の2種類があります。
今、ほとんどの人が「嫌いなことをする苦労」に悩んでいます。
「疲れた」
豊かな生活とは「ぎりぎり」ではありません。
豊かさとは、余裕があることをいいます。
精神的にゆったりした状態を楽しめる生活のことです。
人間、年を取ると、自動的に自分が先輩になります。
大学に入学しても1年経っただけで、後輩ができ、先輩と呼ばれるようになります。
なりたくなくても、なります。
友人と遊ぶ約束をして、約束の時間に近づいたときに、突然キャンセルが入るということがあります。
「直前でごめんなさい。用事ができちゃった」
いわゆる「ドタキャン(土壇場キャンセル)」というものです。
マナーといえば、恥ずかしくない態度や立ち振る舞いと思ってしまいがちです。
上品で、かっこよく、迷惑にならない振る舞いが、大切という思い込みです。
しかし、信じられないことに、恥ずかしいことをやりに行くことが、マナーということもあります。
選択と集中は、成功のためのキーワードです。
世界で活躍している人は、必ず選択と集中ができ、一流まで上り詰めた人です。
経営者だけでなく、芸術家、スポーツ選手など、あらゆる一流に共通です。
私は昔から偶然に起こった出来事は、何とかしてうまく活用できないかと考える習慣があります。
ばったり友人と町で出会えば、予定を変更してでも、一緒に食事に行けないか考えます。
事件があれば、せっかくだからちょっとのぞいていこうと思います。
私は昔から人生についてよく考える習慣を持っています。
学生時代のとき、当たり前でありながら見落としがちなことに気づき、衝撃を受けたテーマがあります。
「なぜこんな大切なことを今まで気づかなかったんだ!」
人との出会い。
初めての恋愛。
初めての失恋。
「これ、面白いから、やってごらんよ」
「この曲いいから、聴いてごらんよ」
「ゴルフは最高だ。君もしなさい」
私はよく昔から「変人」と呼ばれています。
普通の人ではやらないようなことを、喜んでやっているからです。
私としては、さまざまな経験をしたい。
好きな仕事をしていないと、進んでトライしようという気持ちがなくなります。
できるだけ楽に、サボれるような方法を考えます。
本当は、好きな気持ちを通して、仕事を行うものです。
「慣れることはいいことだ」
一般にはそう思われがちですが、実際のところ、そうとも限りません。
実際のところ、慣れには「いい面」と「悪い面」があります。
「間違えないように」と思っていると、間違えやすくなります。
「失敗しないように」と考えていることほど、失敗しやすい状態はありません。
「緊張しないように」と考えるほど、緊張してしまいます。
人生においての成功法則は「やめない」ということです。
「諦めない」と言ってもいいでしょう。
諦めないだけで、着実に大きく強くなれます。
私が学生時代、水木君という友人がいました。
水木君は、勉強もスポーツもできる人でした。
こう言えば、あなたは「水木君は万能な人なんだ」と思うでしょう。
私は、読者から「幸せになるためにはどうすればいいですか」と聞かれます。
私が答えると「なんだ、そんなことですか。当たり前のことですね」と言われます。
こういう人は、幸せになるために、何か難しいことを特別しなければならないと思っています。
「そうか! 失敗が怖くならないためには、こうすればいいんだ!」
私はある日、失敗が怖くならないポイントに気づきました。
失敗について考えていたとき、その正体を見つけました。
「一生懸命に遊ぶ人」と聞くと、どのようなイメージを持ちますか。
だらしない人、怠けた人、フリーター。
さまざまな答えが返ってきそうですね。
人生全体から見れば、フライングは大切なマナーの1つです。
学校でフライングをすると叱られます。
しかし、実は、フライングスタートという言葉ではなく、代わりの言葉を使ってフライングスタートをきちんと勧めています。
アメリカでは、成功を収めている人には、ユダヤ人が多く占めています。
アメリカですから、アメリカ人が一番有利に思えます。
しかし、結果として、ユダヤ人という過去に迫害を受けた民族が、アメリカでは大きな地位を得ています。
人生では、好きなものから順番にはじめることが大切です。
嫌いなことから始める必要はありません。
我慢を美徳とする日本人には、反対する人もいることでしょう。
もし、ゴルフからバンカーがなくなれば、面白くなくなります。
たしかにバンカーがないほうが、安心してゲームができますが、面白くありません。
「バンカーに入るかもしれない」
愚痴を言う人には、ある共通点があります。
「自分の人生に満足していない」ということです。
満足していないから、愚痴っているのです。
「過去をむやみやたらに振り返らない」ということも、人生のマナーの1つです。
もちろん旧友との会話の流れから、昔を振り返り、話題にするくらいはいいでしょう。
昔話には、花が咲くものです。
「何をしていいのかわかりません」
私はときどき、こうした相談を受けることがあります。
そこで、詳しく話を聞いてみると、その人はまだ何もしていないのです。
平らなジェットコースターは、見たことがありません。
平らでは、前に進まないため、そもそも存在しないのです。
平坦な道のりのジェットコースターは、前に進まないのです。
幸せをどこか遠くへ探していませんか。
幸せは遠くへ探しに行くものではなく、今、お世話になっている感謝に気づくことなのです。
あなたが一番お世話になっている人といえば、誰でしょうか。
感謝をするときに、幸せを感じることができます。
ありがたみを感じ、感動して、感謝するときに「幸せだ」と思います。
感謝を忘れている人は、幸せを感じることもありません。