はやりというのは、ほとんどの場合、人工的な流れです。
「人が作った意図的な流れ」ということです。
今の社会基盤は、資本主義が中心になっています。
資本家たちが、お金を稼ぐために「今年はこれをはやりに仕立てあげて、収入の流れを作ろう」とたくらみます。
積極的にCM(コマーシャル)を流したり、雑誌の特集を組んだりします。
それを目にした一般人は「今年はこれがはやるのか。これが今のブームなのか」と思い込み、その商品を購入します。
多くの人が1つの商品に集中することで、事実、はやりが作られます。
一度、はやりが作られれば、その商品を売れば売れて、売れるからさらに売れるようになるという循環が出来上がります。
宣伝、CM、雑誌の特集を目にした人たちは、無意識のうちに資本家たちの罠に陥るという流れです。
はやりは、自然に発生したものではなく、人工的に作られているものがほとんどです。
世間の流れはほとんどの場合、自分の流れではありません。
「今年は青がはやるらしい。雑誌に書いてあった。CMでもやっている。だから青を自分色にしよう」
というのは、周りに流されている生き方です。
自分の感情を中心に生きているのではなく、他人の情報や判断を基準にして生きています。
こうした人は、心から幸せを感じることはありません。
本当の幸せは、自分の外にあるのではなく、常に自分の中にあることです。
他人に「いいね」と言われる生き方より、自分が「いい!」と思える生き方をしたほうが、自分らしい道を歩んでいます。
自分がいいなと思ったら、それで正解なのです。