時間を大切に使うために、次のことを心がけましょう。
適齢期より「今やりたい」という気持ちを大切にする。
これが時間を大切に使うための基本です。
今生きている人生はあなたの人生以外誰のものでもありません。
あなたの人生は、あなただけのものです。
にもかかわらず「適齢期」という言葉に振り回されている人がなんと多いことでしょうか。
やはり人ですから、他人の目や評価が気になってしまうのは仕方ありません。
人との関係を避けては通れない世の中では、他人の目や評価が気になることもたしかにあります。
しかし、それらに縛られる必要はありません。
あなたの人生はあなただけのものなのです。
一度しかない人生を他人の目や評価を気にして生きることは、あなたの人生ではなく、他人に振り回されている人生になります。
自分の人生を楽しむために「適齢期」という言葉は忘れてしまいましょう。
適齢期を忘れて、代わりに「今やりたい」という気持ちを第一に行動していきましょう。
人生において適齢期はあってないようなものです。
適齢期は他人が決めた適切な時期というだけで、本当にすべての人に通用する話かというと、そうではないのです。
あなたが一番優先するべきことは、あなたの気持ちです。
それこそ「今やりたい」という気持ちです。
その気持ちがたとえどんな形であろうと、自分が感じている気持ちほど正直な気持ちはないのです。
私が初めて本を書き始めたのは、23歳のころでした。
当時、社会にまだ出ていない私は、周りの人たちにかなり反対されました。
「書くにはまだ若すぎる」
「社会に出て一人前になってからにしなさい」
「子どもが偉そうなことを書くな」
そんなことを親や友人などにさんざん言われていました。
それでも私はどうしても「今、書きたい」という気持ちがあり、反対を押し切って書き始めました。
「書くための適齢期は自分で決める。今、書きたい気持ちを大切にしよう。やりたいときに、やるのが一番いい」
そんなことを自分に言い聞かせて、書き始めました。
今はすでに140冊を超え、早く行動したおかげで早く数をこなすこともできました。
今考えても、後悔はしていません。
人間は、行動したときには後悔はしません。
やらなかったことに対して、後悔を抱きます。
「適齢期」という言葉にためらっていたり迷っていたりしたら、自分の気持ちに正直になりましょう。
「今やりたい」という気持ちで行動することが、自分にとって一番の方位磁石となるのです。