答えを見つけるためには「考えること」が基本です。
きちんと考えることで、正しい答えを見つけやすくなります。
問題を解くのも、考えるのが基本。
解決策を見いだすのも、考えるのが基本。
論理を組み立てて考えることで、思考を積み上げていけます。
感情に流されず、論理的な思考をすることで、正しい答えを導き出せます。
しかし、何でも頭で考えればよいわけではありません。
じっくり考えることで、かえってわかりにくくなることがあります。
人は高度な頭脳を持った生き物ですが、高度な頭脳があるからこそ厄介でもあります。
損得勘定が働きます。
見栄や世間体を考えます。
さまざまな欲に惑わされます。
いろいろな人の顔色をうかがわなくてはならなくなります。
さまざまな邪念や雑念が浮かんで、余計な情報に振り回されます。
いろいろ考えていくうちに、どんどん思考が複雑になっていく。
収拾がつかなくなり、決断を下せなくなることがあるのです。
頭だけで考えていると、大事な何かを見失うでしょう。
不思議なことですが「頭で考えているからわからない」ということがあるのです。
頭で考えることも大切ですが、もっと大切なことがあります。
心で感じることなのです。
自分の心に集中して、自分の感じ方に注意を向けてください。
どんな気持ちになったか。
どんな印象を受けたか。
どんな感じ方をしたか。
地球上で繊細な心を持つ生き物は、人だけです。
心で感じることは、ロボットやコンピューターにはできない仕事です。
心で感じる作業は、頭で考える作業以上に高度です。
心で感じたことを大切にすると、直感も生かしやすくなります。
顕在意識だけでなく、潜在意識の力も活用できるようになるため、物事の本質を捉えやすくなる。
結果として、より正しい方向性が見えてくるのです。
たとえば、進路について悩んだときです。
基本は自分の頭でしっかり考えることですが、さまざまな進路を考えるうちに、自分でもわからなくなることがあります。
お金のこと、生活のこと、世間体のこと。
メリットやデメリットの両方に振り回されます。
考えることが多すぎて、思考が複雑になります。
こういうときこそ、心で感じたことを大事にしましょう。
自分の心はどう感じているのか。
心が感じたことを基準にすると、余計なことを考えなくなるので、すっきり答えが見えてくるでしょう。
おのずと、自分らしい生き方を見つけやすくなります。
芸術関係の仕事に取り組む際も、頭で考えるだけではいけません。
芸術は、感性が中心になる活動です。
段取りや表現方法を考えるのも大切ですが、まず心で感じたことを大切にしましょう。
あなたの心で感じたことは、あなたにとって正解です。
心の中には、教科書には載っていない答えがたくさん詰まっています。
心で感じたものを信じれば、自分らしい作品を生み出せるでしょう。
心で感じたことをありのまま表現すれば、生き生きとした作品を生み出せるでしょう。
頭だけで考えないことです。
心で感じたことを大切にすると、直感と潜在意識を生かせます。
頭で考えるのも大切ですが、心で感じるのはもっと大切なのです。