趣味には、ルールや制限を設けられていることがあります。
たとえば、スポーツにはルールがあり、ルールにのっとったプレイが求められます。
制限が設けられていることもあります。
出場枠だったり、参加資格だったり、時間制限だったり。
趣味だからといって、何でも自由というわけではありません。
どんな趣味でも、大なり小なりルールや制限があるもの。
「厳しいルールだなあ」「こんな制限、なければいいのに」と思うこともあるかもしれません。
しかし、そんなルールや制限を恨んではいけません。
ルールや制限こそ、趣味を楽しくさせるのです。
「ルールがある」「制限がある」というのは、ある意味幸せなことです。
ルールがないと、何でもありになってしまい、めちゃくちゃになります。
ルールがあるから、公平性が保たれ、フェアプレーが実現できます。
制限があるおかげで、効率が良くなる面もあります。
完全な自由で無制限の状態だと何をしていいかわかりませんが、制限があると、やるべきことを絞れます。
制限があるおかげで余計なことをしないで済み、効率よく物事を進めていけます。
制限とは、頭をひねる原動力です。
制限があるから、何とかしようとあれこれ考え、考えを巡らせます。
厳しい制限であればあるほど、必死で考えることが必要になり「何とかしてやろう!」と逆に燃えてきます。
結果として、素晴らしい創意工夫が生まれるのです。
制限は、適度な緊張感を生む働きもあります。
制限があるからこそ、びしっと気合が入ります。
スピードや集中力も生まれ、緊張感を持って楽しめるのです。
人気漫画家は、厳しいルールや制限を利用しています。
ページ数やコマ割りなどのルールに縛られたり、厳しい締め切りに追われたりすることで、結果として名作を生み出しているのです。
ルールや制限は、恨むものではなく、利用するものです。
厳しいルールも制限も、嘆いてしまえばそれまでですが、趣味の起爆剤として生かしてください。
上手に生かせば、素晴らしい偉業へとつながるのです。