約束をしている本人を目の前に「やっぱりやめます」とは言いづらいものです。
相手の怒っている顔が目に浮かび、言うことを考えるだけで、おっくうになります。
実際に本人を目の前にしたところで、緊張や不安でがちがちになり、うまく断れなくなります。
直接会って断ろうとするからうまくいかなければ、その逆を考えてみましょう。
会わずして断る方法はないかと考えてみるのです。
曖昧な態度で話がこじれるくらいなら、少々無礼な方法でも、はっきりした態度に出ることです。
会うから断れない。
あるいは断りにくければ、会わずして断ることができる方法を選べばいいのです。
第三者に断ってもらうことも1つの手です。
特に口下手の人は、ほかの人に手伝ってもらうほうが、展開が早い。
親や先生といった大人の力なら、話がすんなり通ることがあります。
親や先生はそれだけ人生を長く歩んでいるため、あなたが表現できないもやもやした気持ちをうまく表現してくれます。
また手紙、メールで断ることができれば、その手もありです。
言葉でうまく表現できなければ、文字として表現すればいいのです。
文字にして断るほうが、冷静になることができ、相手の怒りを抑えることができるのです。