たどたどしくても、自信がなくても、はっきり断りの言葉を述べることです。
断りの言葉に、遠回しな表現は不要です。
相手を傷つけないような言葉を選ぶ必要もありません。
単純に、ストレートでいいのです。
「必要ありません」
「興味ありません」
「結構です」
短い一言で、十分に間に合います。
最近ようやく片言の日本語を話せるようになった、外国人のような話し方がいいでしょう。
誘いを断れない人は、うまい言い訳をつい考えてしまうのです。
相手の気分を損ねないように「これぞ」という一言を考えます。
うまい言い訳で相手の言葉を交わすことが、上手に誘いを断る方法だと思っています。
しかし、そんな人に限って、うまい断り文句が思い浮かばず、たどたどしくなります。
言葉でうまく断ろうとすると、相手も言葉でうまく言い負かしてしまおうと、意気込んでいます。
うまく断ろうとするのではありません。
断るときには、むしろ冷たくあっさり淡泊にしていなければなりません。
ずるずる情を引きずった言い方は不要です。
相手は「その気があるのかな」と勘違いをしてしまいます。
誘いを断ることが苦手というなら、考えを一転して「うまく断らないようにしよう」と思えばいいのです。
下手に断ればいいのです。
相手の機嫌を損ねるような言い方をしようと思えば、断る言葉はたくさん思い浮かびます。
みんな、自分が嫌われることが怖いのです。
嫌われることが怖いから、相手の気分を損ねないような言い方をつい考えます。
しかし、本当に断りたいときには、相手の気分など考える必要はないのです。