面白い話ですが、1つ紹介させてください。
勧誘や誘いに引っかかりやすい人の傾向についてです。
私の見たところ「一人暮らしを始めたばかりの人は、勧誘に引っかかりやすい」という傾向が見られます。
もちろん全員が全員というわけではありません。
ただ、そういう傾向が強いということです。
まず、私がそうでした。
知り合いでも、勧誘に引っかかったという人は不思議と一人暮らしを始めたばかりの人が多いように見受けられます。
特に一人暮らしを始めたばかりの女性は、勧誘や誘いの対象になりやすいようです。
一人暮らしで寂しくなり、心が弱っているため、誘いを断りにくい状態になっています。
また遮ってくれる人がいないことも大きなポイントです。
家族と一緒に暮らしていれば「必要ないから帰ってくれ」と親が話に割り込んできて、うまく断ってくれます。
さすが親の手にかかれば、勧誘や誘いはあっさりはねのけてしまいます。
しかし、一人暮らしでは、すべての誘惑を自分の力ではねのけていかなければなりません。
なぜ一人暮らしの人は、誘いに負けやすいのかはもうわかりますね。
誘いをなぜ断れないのかは「相手に嫌われたくないから」の一言に尽きます。
中には強引な勧誘や誘いもあることでしょうが、本人がハンコを押さないかぎり契約は成立しません。
友人が少なく、あるいは家族からの愛情が不足している人は、誘われると「嫌われたくない」という心理がより強くなります。
はっきり「嫌です。必要ありません」と言えばいいことを、つい相手の気分を害さないように遠回しな言い方をしてしまいます。
「じゃあ、話だけでも」と言ってしまい、ずるずる相手のペースに引きこまれます。
私も一人暮らしを始めたばかりのころは、たしかに「寂しい」という状態になっていました。
私が初めて勧誘に引っかかったときも、一人暮らしを始めて間もないころでした。
理由は、先ほど話したとおりです。
私も同じような経験があるため、その気持ちはよくわかります。
1日中1人きりでいるために寂しく、私も「嫌われたくない」という心理がつい働いてしまったことが原因です。
不要な話を聞いたばかりに、面倒なことになってしまいます。