お金の節約といえば、自炊が効果的と思われがちです。
食材をまとめ買いして、自分で食事を作れば、コンビニで買うより安上がりになるでしょう。
栄養バランスも自分で調整できます。
料理が趣味という人であれば、日々の自炊がリフレッシュやストレス解消となっているに違いありません。
家族や恋人など数人分をまとめて作るなら、自炊のほうが断然お得ですが、常に自炊が節約になるとは限りません。
例外といえるケースもあり、特に「一人暮らし」の場合は要チェックです。
自分の分だけ1食分作ろうとすると、手間暇がかかります。
量が多いと、1人では食べきれません。
食材が中途半端に余ってしまい、残り物が増えてしまい、無駄に処分してしまうこともあるでしょう。
ちょっとしたおかずを作るにも、自分だけの1食分は、思った以上にお金と手間暇がかかるものです。
たとえば、肉じゃがを作ろうとすると、1食分で1,000円以上はかかるでしょう。
食べきれず余ってしまい、処分することもあるはずです。
そのため一人暮らしの場合、自炊より直接買ったほうが早くてお得です。
1人分の食事であれば、さほど量は必要ないので、近くのスーパーやデパートで買ったほうが安くなるケースがよくあります。
もともと小食の人であればなおさらです。
肉じゃがは、1食分であっても、すべて食材をそろえると1,000円以上はかかります。
スーパーやコンビニなら、肉じゃがは1人分300円くらいで売っているので、そちらで買ったほうが安いことになります。
栄養バランスの偏りが心配になるかもしれませんが、上手にお総菜をチョイスすればいいことです。
迷ったら、卵です。
卵は「完全食」と呼ばれるほど栄養価が高い食材なので、積極的に食事に取り入れるのが良いでしょう。
スーパーやデパートでは夕方ごろになると、割引シール・半額シールが貼られます。
シールが貼られるタイミングを狙えば、さらに安く購入できます。
鮮度を気にしない人であれば、これほど嬉しいことはありません。
夕食の分を買うとき、一緒に翌日の朝食や昼食の分も買っておけば、ますますお買い得です。
コンビニでも、時間帯によって割引シールが貼られるようになっているので、チェックしてみるといいでしょう。
自炊の手間もかからないので、調理の時間・後片付けの時間もゼロになり、その分だけ時間の節約にもつながります。
「自炊=節約」というのは思い込みです。
一人暮らしに限っては、自炊より買ったほうが早くてお得なのです。