あなたの職場に、スムーズに仕事をする上司はいませんか。
大きなトラブルを起こすこともなく、手際よく仕事をする上司がいて、憧れたり尊敬したりすることがあるでしょう。
その上司に「どうしてトラブルが少ないのですか」と聞いてみてください。
「昔は叱られてばかりだった」「今までトラブルを山ほど経験してきた」という答えが返ってくるはずです。
スムーズに仕事をする上司だからといって、トラブルを経験していないように思えるなら、誤解です。
今までトラブルがゼロだったわけではありません。
その上司は、過去にたくさんのトラブルを経験しています。
しかも数え切れないほど大量のトラブルを経験しています。
今トラブルが少ないのは、過去にたくさんトラブルを経験したおかげです。
トラブルを経験すると、学びや教訓が得られます。
スムーズに仕事をするための準備ができたり、トラブル防止策を立てられるようになったりします。
おかげでだんだん仕事の進め方が上手になり、結果として今、トラブルが少なくなっているのです。
表向きのトラブルの数で判断しないことです。
トラブルがない上司だからといって、今までトラブルがゼロだったわけではありません。
むしろ今トラブルが少ない上司ほど、過去にトラブルを山ほど経験しているのです。
将来トラブルを減らしたいなら、今のうちにトラブルをたくさん経験しておきましょう。
小さなトラブルでいいのです。
小さなトラブルであれば、いくらでも取り返しがつきます。
今たくさんトラブルを経験しておけば、それだけ将来のトラブルを減らすことにつながります。
ヒヤリハットにも目を向けてください。
ヒヤリハットとは、もう少しで事故を起こしそうになった事例のことをいいます。
トラブルにならなくても「トラブルの一歩手間」という状況があるでしょう。
たまたま運よく回避できただけであって、次も避けられるとは限りません。
ヒヤリハットが起こったとき、良かったで終わらせるのではなく、同じ状況が起こらないよう、手順やルールを改善しましょう。