自己否定のセリフを口にする人がいます。
「私はばかなんです」
「私なんてつまらない人間です」
「私なんか役立たずの人間ですから」
本人は謙遜のつもりなのかもしれませんが、要注意です。
場を和ませようとして言っているのかもしれません。
もし自己否定の口癖に心当たりがあれば、今すぐやめましょう。
本当にそうなってしまうからです。
自分の口から発した言葉は、自分の耳で聞くことになります。
どんどん潜在意識まで刷り込まれていき、悪い自己暗示がかかってしまいます。
自分を否定することになり、自信も元気も奪われる一方です。
いずれ生きる気力まで失ってしまうことになりかねません。
言葉には力があります。
「言霊」という言葉があるように、言葉には魂が宿っていて、思いや願いを実現する力があります。
たとえ謙遜のつもりであっても、日頃から何度も口にしていると、本当にそうなってしまいます。
謙遜のつもりだとしても「私はばかです。つまらない人間です。役立たずの人間です」と言い続けると、本当にそうなります。
自分の口から発した言葉は、自分に跳ね返ってくるということです。
また自分を否定するということは、産んでくれた親も否定することになります。
「自分は出来損ないの人間」と言えば、出来損ないの自分を産んだ親も出来損ないということなります。
広義で捉えると、自分だけでなく、親族まで否定することになるのですから、これほど恐ろしいことはありません。
自己否定の口癖に心当たりがあれば、今すぐ改善をおすすめします。
うっかり口にすることがあれば、自分の口をぴしゃりと叩いてください。
嘘や冗談のつもりでも、言わないでおくのが賢明なのです。