街中を歩いていると、道を聞かれることがあるでしょう。
「すみません。道をお伺いたいのですが、○○にはどう行けばいいでしょうか」
初めての場所は、土地勘もゼロ。
不慣れな地で迷うのはよくあることです。
日常ではときどき、人から道を聞かれることがあるものですね。
道を聞かれたとき、自分が知っている場所なら、すぐ教えられます。
親切なあなたなら、わかりやすく教えているでしょう。
「ここをまっすぐ進んで、次の交差点を右に曲がって歩いて行けば、左側に見えますよ」
わかりやすく伝えれば、相手は「ありがとうございます」と喜んでくれるはずです。
さて、普通は道順だけ伝えられればOKなのですが、ここに心がけたい機転があります。
道順に加えて、もう1つ「ある情報」を加えると、ますますわかりやすくなって相手に喜ばれます。
そのプラスアルファの情報とは「距離」です。
「ここをまっすぐ進んで、次の交差点を右に曲がって歩いて行けば、左側に見えますよ。300メートルくらい先です」
道順に加えて距離の情報があると、大変親切です。
相手は大まかな距離をイメージでき、ますますわかりやすくなります。
距離が「300メートルくらいです」とわかれば「すぐそこだね。5分くらいかな」と距離をイメージできます。
距離が「1.5キロくらい」とわかれば「少し距離があるね。電車やバスを使ったほうがいいかな」と考えることもできるでしょう。
距離がわかれば、大まかな所要時間を計算できたり、移動手段を検討できたりします。
距離は正確である必要はなく、大まかでいいのです。
距離に自信がないなら「300メートルから500メートルくらい」という幅を持たせた伝え方をすればOKです。
距離は、ないよりあったほうがいい情報です。
ちょっとしたことですが、道を迷っている人にとってはありがたい情報なのです。
道を聞かれたとき、距離まで聞かれることはないので、こちらが機転を利かせて伝えるのがいいでしょう。
道順に加えて距離も伝えると、より親切に道を教えられます。
道を聞かれたとき、あなたの教え方が、ますます上手になるのです。