わからないことがあったとき、どうするかです。
わからないことがあるにもかかわらず、離れたまま解決しようとしていませんか。
離れたままでは、悩みの解決は難しい。
「なんだろう。はっきり見えないな」
離れたままでは、ぼんやりして、よく見えません。
形がはっきりわからず、抽象的に見えてしまいます。
見間違えるかもしれません。
はっきり見えないことにストレスを感じ、だんだんいらいらが募ってくるでしょう。
視力検査のようなものです。
離れたままではよく見えず、よく見えないから悩みも解決されません。
近づけばいいのです。
わからないことがあったら、近づいてみましょう。
近づくことに高度な能力や難しいテクニックは不要です。
必要なのは、行動です。
誰でもできることです。
シンプルに「近づく」というアクションを起こせばいいのです。
たとえば、大学進学のことで悩んでいる状況があるとします。
「いいな」と思う大学があるものの、本当にふさわしいのか確信が持てなくて悩んでいるとしましょう。
本を読んだりインターネットで評判を確認したりしても、いまいちぴんとこないことがあるでしょう。
イメージは湧くものの、決定打に欠けることが少なくありません。
そんなときは、オープンキャンパスを利用すればいいのです。
自分から大学に出向いて、構内を直接歩いてみて、雰囲気を肌で感じ取ります。
近づくと、そこで校舎や学生たちの雰囲気がわかります。
書籍やインターネットだけではわからない具体的なことがわかります。
頭の中でもやもやしていたものがクリアになります。
その大学で学ぶ自分の姿をイメージできるようになるでしょう。
その大学に進学すべきか、はっきりわかるようになります。
就職活動で悩んでいるとします。
就職活動中の身で、どの会社で働こうか悩んでいる場面があるとしましょう。
こうしたときも「近づく」というアクションが有効です。
わからないことがあれば、OB・OG訪問や会社説明会を通して近づいてみましょう。
現場で働いている人の話は、一次情報です。
そこで働く本人から話を直接伺うことで、社風・働き方・職場の雰囲気などが具体的にわかるでしょう。
書籍やインターネットでは得られない、貴重な情報を入手できるはずです。
近づく行為とは、具体的に知る行為です。
手や足を動かして、物理的に近づいてみてください。
近づけば、もやもやしていた霧が晴れます。
視界がクリアになって、はっきり見えるようになります。
視力検査では、どんなに視力が弱い人でも、視力検査表に近づけば見えるようになりますが、人生も同じです。
頭が悪かろうと勘が鈍かろうと、対象に近づけばはっきり見えて、具体的にわかるようになります。
判断材料が得られると、正しい決断ができます。
近づいてください。
物理的に近づくだけでいいのです。
対象がはっきり見えて「こうすればいい」という方向性も見えてきます。
近づいてみれば悩まないのです。