出会いでは、第一印象が大切といわれています。
「第一印象は、出会って3秒で決まる」という言葉もあれば「3分で決まる」という言葉もあります。
もちろん第一印象が決まる時間は状況によって異なりますが、少なくとも短時間で決まるのは間違いありません。
「外見が9割」という話もありますが、実際は態度・性格・言葉遣いなど総合的に判断されます。
第一印象は、第一記憶です。
最初にできた記憶は、なかなか変わりません。
第一印象は一瞬ですが、長く続きます。
いったん「こういう人だ」と印象によって記憶に刻まれると、なかなか変えるのが難しいとされています。
第一印象を磨くことが、出会いのチャンスを生かすことにつながります。
そのため、ビジネスでもプライベートでも、第一印象を重視することが勧められています。
第一印象は、少しでもよくなるよう心がけている人も多いのではないでしょうか。
ところが、何らかの事情によって、うっかり第一印象が悪くなってしまうことがあります。
忙しい時期と重なれば、余裕がないため、印象が悪くなるでしょう。
体調不良のタイミングと重なれば、不自然な様子を見せてしまい、自分の醜態をさらすこともあるでしょう。
初対面の緊張のせいで、うっかり失礼な発言をしてしまい、相手を不快にさせてしまうこともあるはずです。
もちろん悪気はなく、あくまで失態です。
よりによって第一印象が最悪になってしまえば、もはや出会いのチャンスも失ったかのように思われます。
しかし、第一印象が最悪になっても、諦めることはありません。
第一印象が最悪だったら、挽回することを楽しめばいいのです。
第一印象は、あくまで「最初の印象」にすぎません。
変えることが不可能というわけではない。
人の印象は、後からいくらでも変えることができます。
もし第一印象の演出に失敗したなら、第二印象・第三印象で勝負しようではありませんか。
挽回するチャンスはあります。
その後の態度と振る舞いによって「最悪の印象」から「最高の印象」に逆転させることも不可能ではありません。
第一印象が最悪なら、後は上向きの印象しかありません。
そういう意味では、珍しくて面白いシチュエーションと言えます。
今度こそスマートに振る舞い、相手をあっと驚かせて見せようではありませんか。
「出会ったときの印象は最悪だったけど、後から印象が変わった。こんないい人だと思わなかった!」
そう思わせることができれば「第一印象が悪くてよかった」といえます。
結果がよければ、すべてよしです。
第一印象が最悪だったら、挽回することを楽しめばいいのです。