興味のあることに疑問を持つのは普通です。
好きなことや自分に関係することなら、自然と知りたい気持ちが湧いてきます。
誰かに「調べろ」と命令されなくても、体がうずいて調べたくなるはずです。
その一方で、あまり興味がないことは「まあいいか」とスルーしてしまうところでしょう。
いちいち取り上げて調べることが少ないのではないでしょうか。
ここがポイントです。
大切なことは「ちょっとしたことでも疑問を持ってみる」ということです。
「あまり興味がない」ということは「わずかに興味はある」ということ。
わずかに興味はあるなら、取り上げるだけの価値はあります。
自分の生活や人生に関係なくても、ちょっと疑問に思うことがあるはずです。
完全に興味がゼロであれば、疑問がないのも当然ですが、わずかでも興味があるなら希望はあります。
日頃から意識的に疑問を持つように心がけます。
心のアンテナを広げておくようなイメージです。
興味関心の感度を高めておくと、ささいなことにも疑問を持てるようになります。
特に着目したいのは、スルーしがちな疑問です。
少しでも疑問が湧いたら、一度足を止めて「なぜ?」「どうして?」と考えてみることが大切です。
「なぜ空は青いのだろうか?」
「石はどこからやってきたのだろうか?」
「どうして星は明るく光っているのだろうか?」
「なぜ一度覚えたことは、時間が経つと忘れるのだろうか?」
「今ニュースに登場した言葉はどんな意味なのだろうか?」
「あの芸人は特にかっこいいわけでもないのに、どうして人気があるのだろうか?」
表面的にしか知らないことなら、もっと深く掘り下げてみます。
意識的に疑問を持てば、世の中にはまだまだ未知の領域がたくさんあって、楽しく感じるようになるでしょう。
童心に返るには、素直な疑問が欠かせません。
疑問は、持てば持つほどいいものです。
頭が柔らかくなって、純粋な童心がよみがえってくるのです。