童心に返るために捨てなければいけないことが、3つあります。
童心を失うのはこれらが原因であり、童心に返るためにはこれら3つを捨てることが必要です。
大人になるにつれて童心が失われる原因は、見栄・体裁・損得勘定を気にし始めることにあります。
「ばかと思われたくない」「博識と思われたい」という理由から見栄を張ることがあるでしょう。
立場や周りの目が先に立って、体裁を気にすることもあるはずです。
選択の場面では、自分にとって都合がよくなるよう、損得勘定を意識することもあるでしょう。
しかし、童心に返るならどれも邪魔でしかありません。
余計なことを考えるようになって、心が濁っていき、純真がかき消されます。
自分の正直な気持ちが分からなくなり、素直な行動や生き方ができなくなります。
あなたが子どもだったころを思い出してください。
見栄や体裁を気にすることはなかったでしょう。
損得勘定を意識して行動することはなかったはずです。
ひたすら自分の気持ちに正直になって行動していたはずです。
だからこそ、純粋な好奇心にあふれ、興味関心の赴くままに行動することができました。
余計なことを考えていないからです。
童心に返るためには、見栄・体裁・損得勘定を捨てなければいけません。
もちろん今すぐゼロにするのは難しいでしょう。
年齢を重ねていくにつれて、大人らしく振る舞うことが求められます。
社会的地位が上がっていくと、部下に手本を示さなければいけないこともあるでしょう。
しかし、ゼロにすることはできなくても小さくすることならできるはずです。
見栄・体裁・損得勘定が小さくなるにつれて、固くなっていた考え方が柔らかくなっていき、封印していた心が解放されていきます。
純粋な好奇心や興味関心がよみがえってきて、童心に返ることができるのです。
童心は、誰もが持っている心です。
本を読んで学ぶことではありません。
心の蓋を開けて思い出していくものなのです。