あなたは今、何を必要としていますか。
こう聞かれても、すぐ答えられる人は少ないことでしょう。
自分のことは、自分でもよくわからないものです。
往々にして、自分に必要なこととは、ぼんやりしたものです。
ぼんやりしているから、何をどうすべきなのかも、はっきりしないのです。
そのときに頼りにしたいのが「ぴんときた瞬間」です。
本を読んでいると、ぴんときたフレーズに出合うことがありませんか。
「なぜか、このフレーズに引かれた」という感覚です。
平凡な1文にもかかわらず、反応してしまう瞬間です。
なぜ、ぴんときたのでしょうか。
今のあなたに必要な言葉だからです。
潜在意識が、反応したのです。
意識としてよくわかっていないことでも、潜在意識はよくわかっています。
ぴんときたことは、潜在意識の声です。
「これが大切なんだよ。ここにヒントがあるよ。気づいてよ」と、潜在意識が語りかけています。
求めていたことだから、反応します。
この瞬間を、見逃さないことです。
ぴんときたフレーズを、メモしましょう。
ぴんときたフレーズは、今の自分に必要な言葉です。
そのフレーズが、次の一手の手がかりになります。
本を読むたびに、ぴんとくるフレーズは変わります。
時と場合に応じて求めることも異なるため、ぴんとくるフレーズも、本を読むたびに変わるのです。