絵本の読み聞かせと言えば「子どものためにするもの」と考える人が多いでしょう。
子を持つ親であれば、日頃から絵本の読み聞かせをすることも多いのではないでしょうか。
ベッドで子どもに読み聞かせをすると、スムーズに眠ってくれるでしょう。
絵本の読み聞かせは、子どもの心の成長や学力向上につながるため、積極的にしている親御さんも多いはずです。
さて、ここでちょっとユニークなチャレンジです。
たまには自分のために、絵本の読み聞かせをしてみてください。
自分のために絵本の読み聞かせをしたことのある人はなかなか少ないでしょう。
絵本の読み聞かせは、子どものためにするものとは限りません。
自分のためにしてもいいのです。
自分のために絵本の読み聞かせをしましょう。
もちろん黙読ではなく、きちんと声に出して読んでください。
子どもに読み聞かせるのと同じ感覚で音読するのがポイントです。
セリフのところは、声色を変えたり抑揚をつけたりして読んでみましょう。
動物の鳴き声も「わんわん」「にゃあにゃあ」「けろけろ」とリアルそっくりに再現してみましょう。
ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、試しにやってみると意外と悪くないはずです。
「こういうお話なんだよ」という気持ちを込めながら、ぜひ読み聞かせをしてみてください。
するとどうでしょう。
いつもよりじんと心に響いて感動できるでしょう。
ちょっとした一息になったり心が元気になったりするでしょう。
いつもと違ったパターンなので新鮮な感覚もあるに違いありません。
読み聞かせをするときは、聞く人にわかりやすいよう丁寧な音読をするので、自分にとってわかりやすくなります。
すでにわかっている物語であっても「こんなに感動する話だったのか」と自分でも驚くことがあるはずです。
登場人物の気持ちをより理解できるようになったりして、絵本の中から新しい気づきや発見ができるかもしれません。
就寝前、自分のために絵本の読み聞かせをすれば、心地よい眠気に襲われ、自然な眠りにつけるでしょう。
ちょっとした睡眠薬の代わりとしても役立ちます。
たまには自分のために絵本の読み聞かせをしてください。
自分を優しくいたわることになります。
絵本の読み聞かせは、子どもの成長を願いながら行いますが、それは自分に対しても同じこと。
絵本の読み聞かせは、自分のためにしてもいいのです。