童心に返るとき、大切にしたい姿勢があります。
「遊ぶときは、目の前のことに集中する」という姿勢です。
中途半端な集中ではなく、徹底的な集中を心がけてください。
遊びながら、家のことや仕事のことを考えたりするのはよくありません。
遊びに対する集中力がそがれます。
目が覚め、現実に引き戻され、気持ちがしらけてしまいます。
中途半端に遊んでいると、童心に返ることも中途半端で終わります。
余計なことを考えながら遊んでいると、楽しいことも楽しめなくなります。
くよくよしながら遊ぶくらいなら、まだベッドで寝ていたほうがましです。
童心に返るためには「遊び」が重要であり、遊びは「集中力」が重要です。
子どもたちを思い出してください。
子どもたちは遊ぶとき、ひたすら目の前のことに集中しています。
砂遊びも水遊びも泥遊びも、全力で楽しんでいます。
ままごとをするときも、きちんと役になりきっています。
絵本を読むときも、真剣な表情です。
学校や勉強など余計なことは考えず、ひたすら遊びの世界に入り込んでいます。
私たちは、そうした子どもたちの集中姿勢を見習う必要があります。
遊ぶときは、頭を「遊びモード」に切り替えましょう。
家のこと、仕事のこと、将来のことは、いったん心に蓋をして忘れます。
日々の悩み事や心配事などあるかもしれませんが、遊んでいるときは考えないようにします。
思い出しそうになっても、さっと振り払いましょう。
遊ぶときの集中力は、高ければ高いほどいい。
人目を気にせず、時間も忘れて、集中しましょう。
脇目も振らず、一心不乱で目の前のことを楽しみましょう。
遊んで、遊んで、遊びまくる。
集中するから、今を100パーセント満喫できます。
「楽しい!」「面白い!」と、心の音符が飛び跳ねます。
周りが見えなくなるくらい遊びに集中すれば、誰でも童心に返れます。