人間関係では、ぎくしゃくすることがあります。
誤解や行き違いがあると、関係がしっくりいかなくなり、ストレスを感じるようになります。
お互いに壁ができ、距離感が生まれ、接しにくくなります。
ぎくしゃくした関係は、微妙な関係です。
完全に関係が崩壊している状態ではないものの、関係が良好という状態でもありません。
人間関係では、ぎくしゃくすることがつきものです。
親しい関係であろうと、付き合いの長い関係であろうと、ちょっとしたことでぎくしゃくすることがあるものです。
ぎくしゃくしたとき「ほうっておけばいいだろう」と考える人が多いものです。
ほうっておけば自然と、よくなると思うかもしれません。
ちょっとトラブルがあっても、時間が経てば記憶が薄らぎます。
しかし、放置はよくありません。
ぎくしゃくした関係は、少なからず摩擦が生じている状態です。
摩擦があるからには改善の必要があり、放置するのはよくありません。
ぎくしゃくした関係とは、悪くなりかけている状態です。
いったんぎくしゃくすると、悪い方向に向かいます。
コミュニケーションが減ったり、無視がエスカレートしたりして、どんどん2人の距離が広がります。
気づけば、完全な不仲になっていて、改善の余地がない状態になっています。
あなたの過去を思い出してください。
ぎくしゃくした関係を放置した結果、疎遠になった人が何人かいるでしょう。
そのまま放置にして、自然と改善することもありますが、それは「運がよかった」という話です。
ぎくしゃくし始めたときどうするかが、運命の分かれ道です。
円滑な人間関係で大切なことがあります。
「ぎくしゃくした段階で対処する」ということです。
ぎくしゃくした段階を見逃さないでください。
不仲を改善するなら、ぎくしゃくした段階で対処するのがベターです。
「ちょっとぎくしゃくしているな」と思えば、できる範囲で改善しましょう。
早ければ早いほどいい。
あまり時間を置くと、どんどん接しにくくなり、関係が断絶されていきます。
相手と接しにくいかもしれませんが、こういうときこそ「大人の振る舞い」を心がけることが大切です。
自分に非があれば、謝ります。
誤解があるなら、誤解を解きます。
普段と変わらず、きちんと挨拶をします。
話しかけにくい雰囲気が漂っているなら、何か用事を作って話しかけてみます。
できるだけ普段どおりの接し方を心がけるのがいいでしょう。
冷却期間を置きたいときもあるでしょう。
興奮がひどくて、ぴりぴりした雰囲気が強いとき、冷却期間が必要になる場合があるのも事実です。
ただし、冷却期間を置くなら必要最小限に抑えてください。
長すぎる冷却期間は毒にしかなりません。
関係が冷め切ってしまってからでは温めるのが大変です。
ある程度時間を置いて興奮が収まれば、すぐ謝ったり誤解を解いたりしましょう。