自分が決めた道にしがみついていませんか。
きっとその道には強い思いがあるでしょう。
周りからの反対を振り切って選んだ道かもしれません。
「これが私の生きる道!」と確信を持って進むことがあるでしょう。
もちろん自分が決めた道ですから、こだわって当然です。
人から強制された道には納得できませんが、自分が選んだ道であれば、納得できるはずです。
しかし、道を進んでいる途中で違和感を覚えることがあるものです。
「おや、何か違うぞ」
「思ったほど自分には向いていない」
「やっぱりこの道は間違っていた」
実際にやってみないとわからないことがあります。
慎重に考えて決めた道であるにもかかわらず、いざ歩み始めてみると、間違いであることに気づくことがあります。
自分に向いていないことが判明したり、想像とは違った世界が広がっていたりです。
これは仕方ありません。
自分が決めた道だからといって、100パーセント正しいとは限りません。
前もって慎重に考え抜いたところで、間違えることはあります。
最初は順調であっても、途中から条件や環境が変わって、自分に合わなくなることもあるでしょう。
そんなときは、ぜひ勇気を持って「方向転換」してください。
自分が決めた道に進むのはいいのですが、間違った道とわかっていながらしがみつくのは愚かです。
時間とお金など貴重なリソースがどんどん失われていきます。
今まで費やした時間やお金が惜しくて決断を先延ばしにすると、ますます時間とお金が失われていくばかり。
無理にこだわっていると「理想の道」ではなく「破滅の道」を進むことになります。
人生を台無しにしてしまう可能性もゼロではありません。
「この道は間違いだった」と気づいたら、なるべく速やかに方向転換を行いましょう。
親にお金を出してもらっていたなら、しっかり頭を下げて謝ります。
周りから笑われることがあっても、気にしなければいいことです。
心苦しい現実があるかもしれませんが、間違いを犯した罪滅ぼしと考えればいいことです。
見方を変えれば「間違いだと気づけただけでも幸い」とも言えます。
時間やお金を少し無駄にすることになりますが、すべてが無駄になるわけではありません。
そこで得られた経験はずっと残ります。
別の機会で生かされ、いつかどこかで点と点がつながる瞬間に恵まれるでしょう。
自分の過ちを認めることで、新しい人生の幕開けとなります。
方向転換ができる人には、より素晴らしい人生が待っているのです。