すべての人は、家族です。
現在の戸籍法にのっとった考え方では、まだ狭いです。
「人類」という大きな枠組みで考えましょう。
地球が誕生して、いきなり人類が誕生したわけではありません。
はるか大昔、原始生命体から始まった生命は、その後、環境の変化を乗り越えながら、進化を繰り返してきました。
複雑な経過があったのです。
私たち現代人の前は、新人。
新人の前は、旧人。
旧人の前は、原人。
原人の前は、猿人です。
猿人の前は、哺乳類の猿といわれています。
哺乳類の前は、両生類。
両生類の前は、魚類。
魚類の前は、原始的生物。
原始的生物の前は、多細胞。
多細胞の前は、単細胞です。
私たちの祖先をたどると、この辺りで同じ親にたどり着きます。
人類の壮大な家系図を延々とたどっていくと、同じ親です。
そう考えると、私たちの身の回りにいる人たちはすべて「家族」と考えることができます。
多少の違いはありますが、基本的な体の構造は同じです。
DNAレベルでみると、ほぼ同一です。
長い歴史を感じながら、人と接してみましょう。
国籍や肌の色など、つまらない境界線にとらわれず「すべての人は家族」と思うことです。
この事実に気づけば、人に対する接し方も以前より優しくなるはずです。