感じの悪い人に出会うことがあります。
タクシーに乗って行き先を伝えたら、舌打ちをされた。
病院に行ったとき、受付の人の態度が偉そうで不快だった。
レジで「スプーンをください」と言ったら、店員から嫌そうな顔をされた。
感じの悪い人と出会ったら、外れのくじを引いたような感覚になります。
すべての人が感じのいい人ならいいですが、残念ながら、そうでない人もいます。
感じの悪い人に出会ったら、すっきりしない気持ちになって、もやもやするでしょう。
あまり感じが悪いと、いらいらして、ストレスを感じます。
不快な気持ちになって、テンションが下がるでしょう。
さて、感じの悪い人に出会ったら、どうするか。
このときの心がけは大切なポイントです。
明らかに悪質ならクレームも検討しますが、わざわざクレームを入れるほどでもないこともあるでしょう。
細かいことまでいちいちクレームを入れていると、モンスタークレーマーになってしまいます。
では、どうするといいか。
反面教師にするのです。
その人は、わざわざ悪い手本を見せてくれることで、どれだけ相手を不快にさせるか体験させてくれました。
体験型の授業です。
しかも授業料は無料です。
人生では、よい見本を見ることも大切ですが、時には悪い見本を見ることも大切です。
悪い見本から学ぶこともたくさんあります。
仕事では、成功例だけでなく失敗例から学ぶことがあるように、人生でも、よい見本だけでなく悪い見本から学ぶこともあります。
反省や戒めの材料になり、自分の成長や向上に役立ちます。
「自分はこんな態度をしないように注意しよう」
きちんと反面教師から学べば、戒めの効果は抜群です。
反面教師にすれば、感じの悪い人と出会えたことも価値が出ます。
すでにできている心がけであっても、重要性の再確認になるので、無駄にはなりません。
ポジティブな受け止め方をすれば、不快感が収まるのも早くなります。
ただいらいらして終わりにするのではありません。
感じの悪い人がいれば、反面教師にしましょう。
きちんと成長の糧として生かすこと。
反面教師を通して、自分の振る舞いを見直すきっかけにしようではありませんか。
感じのいい人に出会えたことすら、感謝できるようになります。