大切なことであるにもかかわらず、ほとんどの人が気づいてないことがあります。
いえ、気づいていたとしても、見て見ぬふりをしている人がほとんどです。
それが「健康」です。
意外なことと思われるかもしれませんが、健康とはお金に対して大変大きなつながりを持っています。
「健康運=金運」であることを知っておきましょう。
健康なら、それだけお金を稼ぐことができるということです。
自由に歩いたり、話をしたり、手足を動かすことができるのは、当然のことながら健康であるためです。
健康でなければ、仕事も思うようにできません。
お金を稼ぐためには仕事をしっかりこなすことが必要であり、仕事をしっかりこなすためには健康でいることが大切なのです。
また健康でいれば、病気や入院などで余分なお金が出ていくこともありません。
病気や入院は、大きなお金がかかります。
特に入院するとなると、たとえ保険をかけていてもお金が必要になってくるケースもあります。
しかし、元から健康なら、これらの心配などまったくないのです。
毎日口にする食べ物に気を使い、早寝早起き、無理をしないといった当たり前のことをすることが、一番のお金を稼ぐ近道です。
それがどうでしょうか。
健康が大切だとわかっていながら、睡眠不足や食べすぎ太りすぎ、仕事で無理をするといったことをしている人が大勢います。
ファストフードの店が増え、添加物や保存料といった体に悪いものを口にする機会が多くなってしまいました。
本人はうすうす悪いとはわかっているのですが、これがなかなかやめられないのです。
健康を崩してしまい「あのときこうすればよかったな」と後悔してしまうことになるのです。
今、私たちが自由に生活ができているのは「健康」という土台があるからです。
健康という土台の上に家庭、仕事、お金、恋愛、人付き合いなどが乗っかっているのです。
まず健康という土台をしっかり固めておかないとすべてがうまくいかず、健康がダメになれば傾いてしまいます。
実は健康は金運とつながりがあるだけでなく、すべてに対してつながりを持っているのです。
健康を1つ失うだけで、家庭、仕事、お金、恋愛、人付き合いなどが将棋倒しのように総崩れになります。
人生が順調な人は、決まって健康な人です。
私のおばあちゃん(母方の母)は、もう80歳前だというのに、元気にしています。
健康ですから、毎日ダンススクールに通ったり、人付き合いしたり、旅行をしたりしています。
そんな姿を見ると、健康は大切であることに気づかされます。
おばあちゃんは高齢にもかかわらず、いろいろな挑戦をしています。
もし早くに健康を失って入院生活を送っていたとすれば、ここまで自由とはいきません。
やりたいことがいくらあっても、体が動かなければ、それまでです。
しかし、体が健康で丈夫なら、年を取ってからでもやりたいことはやっていけるのです。
私のおじいちゃんは、もう亡くなってしまいこの世にはいませんが、死の直前に、私に伝えた一言があります。
「貴博、健康だけは気を使いなさい。失ってからではどうにもならん。何にもできなくなる」
食べるものも制限され、動くことも制限され、そうして生きることも制限された中で出た一言でした。
この言葉を口にしたおじいちゃんは、その数日後、亡くなってしまいました。
私は今でもこの言葉を強く覚えています。
入院して初めてわかる健康の大切さは、そうなってからでは遅いのです。
健康であるうちはその大切さになかなか気づけません。
自分の身内が健康を失い、命を失っている姿を目の当たりにすると、それまで気にしなかった健康も気にし始めるようになります。
おじいちゃんは、最期に私に大切なことを教えてくれました。
健康運は、人生運にまでつながりを持っているのです。