新しいことに挑戦すると、思ったより大変で戸惑うことがあります。
「こんなに苦しいことなのか!」
「こんな恥ずかしいことなのか!」
「思ったより難しいじゃないか!」
想像していたより大変という現実を知ると、心の準備ができていない分、ショックを受けるでしょう。
「こんなはずではなかった」と思う。
最初は方法がわからず、緊張したりあたふたしたりして、強いストレスを感じます。
方法がわからないので、ミスや失敗も多くなり、恥をかく連続になるでしょう。
最初が大変だと、それがずっと続くと思いがちです。
「これがずっと続くのは耐えられない。早めに中断しよう」
早々に諦めそうになるかもしれませんが、ちょっと待ってください。
最初の印象で、すべてを決めるのはよくありません。
初めて経験することは、誰でも初心者です。
ゼロから始めるときは、まず失敗から経験することになるでしょう。
今しばらくの辛抱です。
もう少し続けてみてください。
最初の大変さがずっと続くことはありません。
最初が大変であっても、後から楽になることが多いからです。
人には、適応能力があります。
人の適応能力は驚異的です。
繰り返し経験するにつれて慣れが生まれ、順応していき、臨機応変に対応できるようになります。
経験の回数を重ねるにつれて、だんだん印象が変わってくるはずです。
大変なのは、せいぜい最初の10回までです。
10回も経験すれば、ずいぶん楽になっているでしょう。
100回も経験すれば、もはや簡単と思うようにさえなっているかもしれません。
慣れてしまえば、ストレスも半減します。
それどころか心地よいとさえ思うようになるでしょう。
最初の大変さがずっと続くと思わないことです。
最初に山場がありますが、そこさえ乗り越えれば、後は楽な道が待っています。
初めて挑戦することは、抵抗感があってストレスを感じますが、最初だけです。
「何事も最初が一番大変で、後から楽になる」というのは人生の法則です。
この人生の法則に気づけば、初めてのことに挑戦する抵抗感を大幅に減らせます。
「最初が一番大変だけど、慣れてくれば楽になるから大丈夫」と前向きに構えることができます。
実際そのとおりになるでしょう。
最初が大変であっても戸惑わないことです。
後になればなるほど、楽になっていくのです。