ニートは、最初の面接までの道のりが、大変に感じるでしょう。
重い腰を上げて、部屋の外に出て、慣れない道を歩きながら職業安定所に向かいます。
履歴書の書き方に苦戦して、面接の予約を入れた後、どきどきしながら採用担当者と面談です。
そして「不採用」という通知を受け取って、落ち込む。
もはや冒険です。
ただでさえ、外出したり人と会ったりするのが苦手なニートには、本当に大変に思うでしょう。
こういう大変な日々が、ずっと続くのかと思います。
しかし、ずっと続くと思うのは誤解です。
実は、就職活動で大変なのは、最初の1社を受けるまでです。
最初の1社さえ受け終われば「なるほど。こういう流れか」というイメージがつかめます。
職業安定所での振る舞いが把握できたり、履歴書の書き方がわかったり、面接の雰囲気がつかめたりします。
就職活動の全体的な流れがわかるのです。
結果をまったく出していない状態が、一番不安で苦労します。
何とか、最初の1社を乗り越えることです。
一番大変な困難は最初にやってきますが、その1回だけです。
最初の1社が受け終われば、就職活動の半分は終わったと思っていいでしょう。
一番大変な部分を乗り越えています。
一番大変な最初の1社を受け終われば、2社目や3社目も受けやすくなるでしょう。
波に乗るだけです。
後になればなるほど、慣れが出るため、勢いも出てくるのです。