解決策がなくて、困り果てる場面があります。
難しい問題に直面して行き詰まり、解決の手だてがない状態です。
解決策がないと、どうしようもなく、諦めるしかないように思えます。
しかし、そんな状況であっても「解決策はない」と思ってはいけません。
「解決策が見つからない」はOKですが「解決策はない」はNGです。
「解決策はない」と諦めた瞬間、本当に解決策がなくなるからです。
考えることを放棄することになり、完全に可能性がゼロになります。
可能性を諦めた状態で、どうやって解決策が見つかるのでしょう。
結局のところ解決策の有無は「可能性を信じているかどうか」にあります。
すべての手段を試したかもしれませんが「本当にすべての手段を試したのか」と疑ってみてください。
表側しか見ておらず、裏側の存在を忘れていないでしょうか。
逆の発想をしてみると、意外な解決策が見つかるかもしれません。
「すべての選択肢を検討した」と思うかもしれませんが、油断はできません。
トランプのカードが13枚あるなら、13枚のすべてを検討します。
すべての選択肢を検討したなら、新しい選択肢を作ることもできるはずです。
トランプのカードが13枚しかなければ、14枚目を作ればいい。
二次元で考えたなら三次元で考え、三次元で考えたら四次元で考えてみる。
「すべての手段を試した」と思っているだけであり、本当は意外な視点があるかもしれません。
「どこかに解決策はある」と考えることです。
解決策のない問題はありません。
どんな問題でも、必ず解決策があります。
「それはきれいごとだ!」と疑っているから解決策が見つからないのです。
常に希望を持つこと。
諦め癖があるなら、吹き飛ばしてください。
きれいごとだと思わず、とことん本気になって考えることです。
本気で解決したいなら、どんな状況であっても、解決策の存在を信じることが大切です。
完全に可能性がゼロの状態に思えても、そこに希望の光を見いだすのが人間です。
人類の発展は、解決策を信じ続けたことにあります。
医療技術の発展、科学技術の発展、経済社会の発展。
人類が月に行くことができたのも、解決策を信じ続けた結果です。
結核を治す薬「ペニシリン」が誕生したのも、解決策を信じ続けた結果です。
社会体制が、独裁体制から民主主義に移行できたのも、解決策を信じ続けた結果です。
諦めず、可能性を信じ、解決策を模索してきたから、人類は進化してきました。
解決策を信じた人は前進して、解決策を諦めた人は停滞、もしくは後退します。
「必ずどこかに解決策がある」と信じて、十二分に脳を働かせれば、いずれ解決策が見つかります。
思考の壁を打ち破りましょう。
脳に汗をかきましょう。
考えるのではありません。
考え抜くのです。
「必ずどこかに解決策がある」
そう信じて考え抜いた果てに、素晴らしい知恵・斬新なアイデア・秀逸な発明が生み出されます。