ストレスで苦しくなったとき、どんな対処をしますか。
ストレスで苦しいとき、情報を得たくなる人もいるでしょう。
「何かストレスを解消できる方法はないだろうか」とインターネットで検索する。
気晴らしや気分転換として、テレビやSNSを楽しんだりすることもあるでしょう。
ストレスを解消できる方法が見つかれば、ストレスからも解放されるように思われます。
しかし、ここは注意したい場面です。
ストレスで頭がいっぱいになったとき、安易に情報を得るのはリスクがあります。
世の中は情報化社会です。
普通に生活しているだけで、さまざまな情報が自然と流れ込んでくる状態になっています。
テレビをつけると、さまざまな情報が押し寄せてきます。
ためになる情報もあるかもしれませんが、不必要な情報も多いでしょう。
SNSを開けば、個人情報を含めた雑多な情報が流れ込んできます。
時には知りたくもない情報を知り、感情を揺さぶられることもあります。
インターネットを開くと、広大な情報の海が広がっています。
膨大な量の情報があふれていて、真偽の判断に時間と体力を奪われます。
情報の海を泳ぐのも疲れます。
いずれ情報の海に溺れてしまうかもしれません。
情報は便利である反面、リスクもあります。
ストレス解消のつもりで情報に触れていると、ますます情報過多の状態に陥ります。
精神的ストレスを増やしてしまい、健康状態を悪化させてしまうリスクがあるのです。
ストレスで頭がいっぱいになったら、逆のことを心がけましょう。
情報を得るのではありません。
情報を遮断するのです。
「頭がいっぱい」ということは、すでに情報過多の状態になっている証拠です。
考えすぎたり悩みすぎたりして、脳に大きな負荷がかかっています。
いろんな情報を吸収しすぎていて、頭がパンクしそうになっています。
そのためストレスを解消したいなら、情報を得るより遮断したほうが賢明です。
できるだけ情報を遮断して、何も情報が入ってこないようにします。
新聞も雑誌も読みません。
テレビも見ません。
SNSも通知をオフにします。
インターネットも、必要な場合を除き、できるだけ利用しないようにします。
手元に携帯電話があると、つい情報を見てしまうなら、いっそのこと携帯電話を持ち歩かないのも悪くありません。
解約までする必要はなく、机の引き出しにでも入れておくといいでしょう。
普段は携帯電話の電源をオフにして、半日に1回、もしくは1日に1回の利用で制限して済ませるのもいいでしょう。
意識的に情報を遮断することで、入ってくる情報が制限され、心が楽になります。
完全に情報を遮断することはできなくても、いくつかの情報を遮断することならできるはずです。
ストレスは減っていき、だんだん心が軽くなっていくことがわかるでしょう。
もちろん情報の遮断は、恒久的ではなく一時的でかまいません。
最初のうちは慣れないため落ち着かないかもしれませんが、しばらく続けていると慣れてきて、快適な環境に気づくでしょう。
今までの自分は、情報を吸収しすぎていたことに気づくはずです。
慣れてくれば、情報を遮断しても思ったほど不便はなく、意外と普通に暮らせることに気づけるはずです。
「情報を遮断したら大変なことになる」と思うかもしれませんが、ストレスでつぶされるほうが、もっと大変なことになります。
少し不便は生じるかもしれませんが、ストレス対策として情報の遮断は有効です。
情報は、便利である反面、多すぎると毒になります。
ストレスで頭がいっぱいになったら、情報を得るのではなく、遮断するのが正解です。
情報を遮断したら、ぼうっとする時間を作りましょう。
散歩をするのもよし。
瞑想をするのもよし。
半身浴をするのもよし。
ぼうっとする時間を作ると、疲れていた脳の回復がますます早くなります。
やることがないなら、普通に寝るだけでもかまいません。
ぼうっとすることで、脳は落ち着き、本来の自分を取り戻せます。