穏やかな人になるためには、余裕が大切です。
心の余裕、時間の余裕、お金の余裕。
余裕は、ないよりあったほうが、ゆったりした雰囲気が出るようになります。
あなたはどのくらい余裕がありますか。
もちろん自然と余裕ができることもあります。
臨時収入があったり、予定がキャンセルになったりすれば、余裕ができるでしょう。
急に助けられ、仕事に余裕が生まれることもあるはずです。
しかし「余裕は、自然とできるもの」と思っているなら誤解です。
偶然や成り行きに任せていては、なかなか余裕を持った人生を送ることができません。
受動的かつ消極的であるため、人生を切り開く力に乏しいところがあります。
「自然と余裕ができる」という考え方を改めてください。
余裕は、自然とできるものではなく、意識をして作るもの。
余裕は、自分の意志と努力で、意識的に作る努力をしてください。
たとえば、10分前行動です。
出社の時間、打ち合わせの時間、待ち合わせの時間。
時間ぴったりに到着するのではなく、10分前を目安に行動しましょう。
たった10分を意識するだけで、時間に余裕が生まれます。
早く到着すると無駄な時間ができると思うかもしれませんが、工夫次第です。
余った時間は、休憩・予習・身だしなみの確認に使うと無駄がありません。
時間に余裕を作ることで、仕事の成果も出やすくなります。
貯金も大切です。
稼いだ分だけすべて使っていては、いつまで経ってもお金が貯まりません。
収入の中から一定額を貯蓄に回すことで、少しお金が貯まります。
節約精神を大切にしましょう。
無駄遣いは避け、節約を心がければ、お金が貯まるスピードも速くなります。
お金の余裕は、心の余裕です。
一定額までお金が貯まれば、心にも余裕が生まれ、穏やかな性格になります。
生活費にも注目です。
食費・光熱費・通信費など、科目別にお金を振り分けますが、予備費を忘れていませんか。
予備費がなくても生活はできますが、万一のために設けておくほうがいいでしょう。
日常では、冠婚葬祭や修理費用など、急に出費が必要になることがあります。
予備費を設けておけば「何かあっても大丈夫」と思えるので、安心感が増します。
使う予定がなければ、繰り越せばいいだけです。
予備費があるだけで、生活に余裕が生まれ、結果として穏やかな性格につながります。
こうした点を見てわかるとおり、それぞれの余裕は、自然とできるものではなく、意識をして作るものです。
自然と余裕ができるまで待つのではありません。
自分から余裕を作りに行きましょう。
余裕を作ることが穏やかな性格を作ることにつながります。