あなたは、どんな時間の使い方をしていますか。
仕事に追われる状態になっていないでしょうか。
ぎゅうぎゅうのスケジュールになっていませんか。
手帳やカレンダーが予定で埋め尽くされていないでしょうか。
たしかに限られた時間に仕事を詰め込んだほうが、効率がよくて、無駄がありません。
仕事や予定を詰め込んでいたほうが、身も心も引き締まり、やる気や集中力も出やすくなるでしょう。
仕事をやり遂げた後は、満足感や達成感も得られるはずです。
スケジュールを埋めることに快感を覚える人もいるかもしれません。
しかし、余裕のない時間の使い方には注意が必要です。
時間に余裕がないと、焦りや不安が生まれやすくなります。
タイムプレッシャーが強くなり、精神的なストレスも増大して、疲れやすくなります。
なにより少しでも予定が狂ったときが、大変です。
十分対応する時間がないので、あたふた慌ててしまいます。
仕事が遅くなったり中途半端になったりなど、丁寧な対応が難しくなるでしょう。
ぎゅうぎゅうに予定を詰め込むような時間の使い方では、大きなトラブルを引き起こすのも時間の問題です。
穏やかな人になりたいなら、余裕のある時間の使い方を心がけましょう。
予定と予定の間には、一定の隙間時間を設けます。
時間に余裕があれば、予定外が発生しても、落ち着いて対応できるようになります。
たとえば、出社です。
就業時間ぎりぎりに到着すれば、時間に無駄がないように思えますが、要注意です。
出社の途中、ずっと焦りや不安を感じなければいけなくなり、精神的に消耗します。
少しでも渋滞や電車遅延が発生すれば、就業時間に間に合わなくなり、遅刻します。
焦る気持ちが高くなった分だけ、ミスや不注意も発生しやすくなるため、事故に遭うリスクも高まります。
出社は、できるだけ時間に余裕を持たせておくのがいいでしょう。
早く出社できれば、身だしなみを整えたり仕事の準備をしたりなど、有意義な時間に使えます。
また、スケジュール管理も大切です。
スケジュールを立てるとき、ぎゅうぎゅうに予定を入れていませんか。
パズルを組み合わせるように隙間なく予定を詰め込むのは、一定の快感もありますが、理想的ではありません。
ぎゅうぎゅうに予定を入れると、休憩する時間がないので、ストレスをため込む一方になります。
途中でトラブルが発生すると、十分対応できる余裕がないため、一気に計画が破綻するでしょう。
余裕がなくなって、仕事の質の低下を招きます。
穏やかに対応するなら、余裕のあるスケジュールを心がけましょう。
余裕のあるスケジュールのほうが、一つ一つの仕事を丁寧に対応できます。
もし予定外のトラブルが起こっても、冷静に対応できます。
仕方ない状況もありますが、期限や制限があったとしても、できるだけ心がけたい。
余裕のある時間の使い方になれば、自然と穏やかな人になれます。