日常では、愚痴や悪口を言いたくなるときがあります。
不快な出来事があれば、愚痴を言いたくなるでしょう。
嫌いな人がいれば、陰で悪口を言いたくなるでしょう。
愚痴や悪口を言えば、ストレスを発散できて、心がすっきりするでしょう。
日頃から愚痴や悪口が癖になっている人も多いのではないでしょうか。
「愚痴を言うのが趣味」
「悪口を言うのが生きがい」
中にはそんな人もいるかもしれません。
しかし、安易に愚痴や悪口を言うのは注意が必要です。
愚痴や悪口を言うときは、心の中でネガティブなパワーが発生しています。
愚痴や悪口を言えば言うほど、落ち着きがなくなり、精神状態が不安定になります。
愚痴や悪口を言う瞬間は、心の中でネガティブなことを考えています。
怒り・恨み・憎しみ・悲しみ。
マイナスの感情が増幅され、元気を奪っていきます。
心の中で発生したマイナスの感情が、さらに全体に及んで、性格まで悪くなってしまいます。
愚痴や悪口を言うことで心がすっきりしたとしても、それは不健全なストレス発散法です。
また、愚痴や悪口を言うと、あなたの印象も悪くなります。
話を聞かされた相手は「いつか自分も言われるのではないか」と不安になるでしょう。
嫌な人の愚痴や悪口ばかり言っていると、結局は自分も、嫌な人になってしまいます。
愚痴や悪口を言いすぎると、人づてで本人に伝わり、取り返しのつかないことになることもあります。
ネガティブな感情は、身を滅ぼすだけ。
愚痴や悪口を言っている人に性格のいい人がいないように、穏やかな人もいません。
愚痴や悪口を言っているかぎり、穏やかな人になるのは不可能なのです。
愚痴や悪口は禁句です。
言いたくなっても、ぐっと我慢しましょう。
たとえお酒を飲んで酔っていようが、言わないほうが賢明です。
愚痴や悪口を言いたくなれば、健全な方法でストレスを発散させるのが得策です。
たとえば、運動です。
ネガティブな感情は、運動としてぶつければ健康的です。
ストレスが発散できる上、いい汗をかけたり運動不足の解消になったりもします。
また、勉強や仕事にぶつけるのも健全です。
腹が立っても「いつか見返してやる」という気持ちに変換すると、やる気や集中力が出やすくなります。
勢いとパワーがあると、心のストッパーが外れて、よい工夫やアイデアが思い浮かびやすくなります。
それでも気が済まないときは、紙に書いて吐き出す方法もあります。
愚痴や悪口を紙に書きまくってから、ごみ箱に捨てれば、すっきりするでしょう。
理想的な方法ではありませんが、少なくとも人に迷惑をかけることはありません。
思いきり感情を吐き出すことで、心が軽くなるはずです。