これは、私の口癖です。
上司や先輩が、人生について、いろいろな話をよく聞かせてくれます。
大変ありがたいことです。
いつも聞き入ってしまうのですが、私も普通の人間ですから、ときどき話を聞きたくない気分のときがあります。
長々しい説教じみた話は、聞いているうちに疲れてしまい、どれが大切なのかわからなくなり、頭の中を素通りしてしまいます。
だからとはいえ「もういいです。話さないでください」とは言えませんから、適度に気の利いた言葉をかける必要があります。
それが「勉強になります」という一言です。
「なるほど、いいことおっしゃいますね。勉強になります。また続きを聞かせてください」と言って、よく現場から逃げます。
隣で見ている友人は「うまいこと言って逃げたね」と笑います。
上司も「勉強になる」と感謝されては、言い返せませんから、話が丸く収まるわけです。
実際に逃げるとまでは少々大げさですが、先輩の話には大いに勉強できるところが盛りだくさんです。
単なる先輩の愚痴1つでも、将来に備えてのよい情報になります。
すべての話の最後は「勉強になります」で終わらせることができます。
どんな話でも、必ず学ぶべき要素が入っています。
自分が勉強になったことなら「勉強になりました」と感謝を伝えることが大切なのです。