話をしている途中で、先の話が予想できることがあります。
シンプルな話なら、話の途中で流れが読め、オチが予想できるでしょう。
単純な体験談なら「言いたいことが見えてきたぞ」と思います。
そんなとき「言いたいことはこういうことだね」と話を遮っていませんか。
途中で「わかった」と主張すれば「話が早い」と思われそうです。
話の展開も早くなるかもしれません。
ところが、意外にこれは、感じが悪いのです。
話を途中で遮られたという不満が残ると、相手は消化不良になります。
「話を邪魔された」「話を遮られた」という印象が強くなるからです。
話のオチで笑わせようとしていましたが、中途半端になるでしょう。
話の最後で「なるほど」と思わせたかったにもかかわらず、逆に驚かされてしまいました。
なんとも言えない後味の悪さが続くのです。
話の先が予想できても、話を最後まできちんと聞くことが大切です。
話を最後まで聞くから、テンポが良くなります。
一つ一つの話を丁寧に聞き、一つ一つ返事をしていくことです。
会話では、話を遮らない辛抱強さが必要です。