突然見知らぬ人から、元気な声で電話がかかってくることがあります。
営業の電話です。
営業の電話に強いほうですか。
うまい話術を巧みに駆使して、物を買わせようとする営業は、なかなかやっかいです。
営業に引っかかってしまうのは、相手の話術がうまいからだと思いますが、本当は違います。
営業の電話に引っかかる本当の原因は、見栄です。
「もちろん、ご存じですよね」と言われたとき「ええ、一応聞いたことはあります」と答えてしまいます。
恥ずかしくて「知りません」と言えないのです。
「さすがですね。でしたら、これもご存じですよね」という流れになります。
一度見栄を出すと、後から撤回しにくくなります。
一度Yesと答えた後はNoと言えなくなり、気づけば、高額の商品を購入することになっています。
営業にとって、見栄の強い人は絶好のターゲットです。
断る力を身につけたければ、見栄を捨てることです。
知らないことは「知らない」と答える。
わからないことは「わからない」と答える。
「相手からばかにされてもいい」と思うことで、営業をうまく撃退できます。