話し上手は、常に話の先を読んでいます。
いつもとっさの思いつきから話をしているのではなく、あらかじめネタを考えているのです。
どんな話をするのかわからないときは、話しながらネタを考えることが大切です。
話しながらネタを考えることなんて、難しいことだと思っていませんか。
そんなことはありません。
特定の人だけができる技ではなく、あるコツをつかめば、簡単に話しながらネタを考えることができます。
知らないふりをすればいいのです。
相手がある話題を出してきたことに、あなたはそれについて詳しく知っているとします。
しかし「それ、知ってるよ」とあえて言わず「初めて聞いたよ。どんな感じなの」と聞くのです。
もちろんあなたの知っていることですから、相手が話すことに簡単についていけます。
話の先を予想できるのです。
その「話の先を予想する」が「話しながらネタを考える」ということです。
自分の知っていることだからとはいえ自分だけが話していると、ただの自慢話に聞こえます。
話しながらネタを考えるには、知らないふりをすればいいだけだったのです。