体臭の原因は、実は単に、洗い足りないだけなのかもしれない。
体を洗っているつもりになっているだけかもしれない。
汗は本来、無臭です。
なぜ汗臭いのかというと、汗が皮脂や垢と混ざって雑菌が繁殖したとき、においが発生するのです。
皮脂の分泌や垢が多い人ほど、汗をかいたとき、汗臭くなりやすい傾向があります。
毎日お風呂に入って、体をきれいに洗いましょう。
しかし、この毎日お風呂に入る習慣に、注目です。
「きちんと毎日お風呂に入っているのに、体臭がする」
そういう人の体臭の原因は、洗い方に問題はありませんか。
実は単に、洗い足りないだけなのかもしれません。
体をきれいに洗っていなければ、垢は残ったままです。
当然、体臭も強くなります。
よくあるパターンが「石鹸だけつけて、満足してしまうこと」です。
体を洗おうとするとき、タオルに固形石鹸なりボディーソープなりをつけて、体を洗います。
しかし、石鹸が一応体についたことで、きれいになったと感じて満足してしまい、洗い足りないことがあるのです。
石鹸をつけただけでは、垢は落ちてくれません。
タオルなどを使って、こすることで、垢は落ちてくれます。
あまり強くごしごし力を入れすぎて洗うのはよくありませんが、垢を落とすためには、最低限の摩擦は必要です。
ほかに考えられることは「洗い忘れ」です。
単に体の中で洗い足りない部分はありませんか。
足の裏、お尻の割れ目、脇の下、うなじ、首回り、背中などです。
目が届きにくい部分ほど、洗い忘れやすいものです。
体の隅から隅まで、均一に洗いましょう。
普通お風呂は、1人で入るものですから、自分の洗い足りない指摘は、受けられません。
気づくとしたら、自分しかないのです。
「おや。もしかしたら自分のことかもしれない」
そういう意識が大切です。
「自分に限ってあり得ない」と思わず、さっそく今日のバスタイムに、手元を確認してみましょう。
意識を向けただけでも、今日のあなたは、前進しています。
さまざまな角度から、自分をチェックする癖をつけておきましょう。