食品のくささと体臭に、直接の関係はありません。
くさいものを食べると、体臭もひどくなるのではないかと思いますが、心配無用です。
汗臭さは、衛生面の問題です。
わきがは、体質の問題です。
加齢臭は、年齢の問題です。
どんなにくさいものでも、胃液で消化され、酵素によって分解されます。
「くさいものを食べれば、口臭もひどくなるだろう」と思いますが、人間の体はよくできています。
食事を食べるとき、よく噛むことでだ液がたくさん分泌され、食事中の口臭は気にならないのです。
もちろんニンニクなどを食べれば、体臭がひどくなることは知られています。
しかし、ニンニクのにおいではなく、ニンニクに含まれる「アリシン」という物質による影響です。
ニンニクのにおいが、そのまま体臭に変わるわけではありません。
体臭対策とはいえ、くさい食品を避ける必要はないのです。
逆に、無臭の食品を食べても、においがひどくなることは考えられます。
たとえば、動物性脂質やアルコールです。
いいにおいがする肉でも、大量の動物性脂肪を取り込めば、皮脂の分泌量が増えて体臭の原因になります。
アルコールもにおいはひどくありませんが、大量に摂取すると血中に混じり、汗を一緒に排出されて体臭の原因になります。