体臭には、加齢に伴ってにおい始めるものがあります。
加齢臭です。
40代に入ったくらいから、におい始める人が多くなります。
加齢臭の正体は「ノネナール」という物質です。
加齢によって脂肪を分解する力が弱くなると、ノネナールという物質が皮脂に含まれるようになり、加齢臭の原因となるのです。
男性に多く見られますが、女性でも加齢臭になります。
実は、一昔前までは、加齢臭という問題はほとんどありませんでした。
加齢臭は、食生活の変化によって表面化した問題といわれます。
現代社会が飽食の時代になり、肉を食べる機会が増えました。
動物性の肉に含まれる脂肪分を取ることで、体から独特のにおいを発するようになります。
加齢臭の対策の第1は「脂肪分の多い食事を控えること」です。
脂っこい食事ばかりをしていると、皮脂の分泌と一緒にノネナールも多く分泌され、においやすくなります。
そのうえで、朝にシャワーを浴びたり、体をきれいに洗ったりすることで、加齢によるにおいを抑えることができます。