一般的に、白には「白用のワイングラス」があり、赤には「赤用のワイングラス」があります。
ワインの風味を引き出すため、大きさや形に微妙な違いがあります。
そういう話を聞くと、なんとなく「それぞれの専用グラスが必要だな」と思います。
専用のグラスで飲まなければいけないのかと、錯覚してしまいそうです。
そんなことはありません。
最初から専用グラスを持つのもいいですが、最初から専用グラスを持つと、逆にワインに対する抵抗感が大きくなります。
洗う手間がかかりますし、場所が取られますし、買うお金も倍になります。
ワインの初心者は、何事も「小さく始める」が鉄則です。
そこでワインの初心者にお勧めしたいのは「赤白共通のワイングラス」です。
ちょうど赤と白用のワイングラスの中間を取った形をしています。
赤白共通の万能グラスとしておすすめするのは、国際標準化機構(ISO)の規格に基づいたワイングラスです。
手頃な値段であり、値段も1客500円前後です。
倒れにくく、丈夫に作られています。
最初のうちは、これで十分です。
洗う手間が2分の1、買うお金も2分の1、置き場所も2分の1です。
手間や費用などを小さくして、ワインに親しんでいきましょう。
次第にワインに慣れて「もう少しこだわりを持ちたい」という気持ちが出てきたとき、あらためて買い直しても、十分間に合います。