執筆者:水口貴博

ワインの味わいを楽しむ30の方法

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ワインの上級者の不思議な表現は、深い親しみがある証拠。

ワインの上級者の不思議な表現は、深い親しみがある証拠。 | ワインの味わいを楽しむ30の方法

ワインに対する感想を聞くと、その人のワイン経験がうかがえます。

ワインを知り始めたばかりのころは、基本的な感想を言います。

「おいしいですね」

「甘いですね、からいですね」

「すっきりしますね、重いですね」

ワインが面白いのは、飲んだときの感想です。

ワインの親しみが深くなると、感想の様子も変わってきます。

「気持ちのいい酸味で、後味がすっきりしますね」

「一般的な赤ワインより、かなり飲みやすいですね」

「1990年の赤ですか。当たり年ですね」

ワインに対する親しみが深くなると、ほかの一般的なワインと比べて、違いを見つけることができます。

さて、面白いのはワインの上級者です。

さらに別の感想を言い始めます。

「この白ワインは、ほかのワインは、宙に浮いていますね」

「おや。ワインが喧嘩をしていますね」

「曲がっているな」

なにやら不思議な表現ですね。

しかし、聞く人が聞けば「おや。この人はワインをよくわかっている」と理解してくれます。

ワインに対する知識や経験が豊富であると、もはや言葉でうまく表現できるものではなくなります。

直感的な捉え方をするため、おかしな表現になる場合が多いのです。

ワインの味わいを楽しむ方法(25)
  • ワイン上級者の不思議な感想の意味を、理解する。
おいしいワインに対しては、素直に「おいしい」と言えばいい。

ワインの味わいを楽しむ30の方法

  1. ワインは、眺めるところから始まる。
  2. ワインのなじみを作る最初の第一歩。
  3. まずいのではない。
    たまたま口に合わないワインだっただけ。
  4. なぜ、ワインの価格は幅が大きいのか。
  5. 初心者は、白赤共通の万能ワイングラスがおすすめ。
  6. ワインは、コルクを開けた瞬間から、どんどん味が変わっていく。
  7. ワインのオーダー時に、ソムリエから言われた「デキャンタージュ」とは。
  8. 「ワインを開かせる」の意味とは。
  9. テイスティングで異臭を感じれば「ブショネ」が原因かもしれない。
  10. 相手の誕生日と同じ年に作られたワインを贈ると喜ばれる。
  11. ワインの試飲会を見逃すな。
  12. 飲んだ瞬間の味だけで、ワインのすべてを評価しようとしない。
  13. フレンチ・パラドックスによって明らかになった、ワインの効果。
  14. ワインとの出合いは、一期一会。
  15. スクリュー・キャップだから、安物とは限らない。
  16. ワインを飲んで、悪い酔いしない方法。
  17. ワインパーティーで、手軽にワインを楽しめる。
  18. ワインをおいしく飲むための適温の目安。
  19. 室温でワインを保存できる日数とは。
  20. ワインを飲んで太ることはない。
    太る直接の原因は、おつまみだ。
  21. ワインセラーがあるとはいえ、いつまでも保存できるわけではない。
  22. ワイングラスは、ささいなことですぐ割れる。
  23. いかに安く、いかにおいしいワインを見つけるか。
    これが面白い。
  24. いきなり高価なワインに手を出しても、理解できない。
  25. ワインの上級者の不思議な表現は、深い親しみがある証拠。
  26. おいしいワインに対しては、素直に「おいしい」と言えばいい。
  27. 必ずしも、ワインの価格と味が比例しているとは限らない理由。
  28. ワインに和食を組み合わせて、新しい味を発見する。
  29. ワインの陳列方法の違いに見られる、ある特別な事情。
  30. 酒屋の店長と仲良くなっておかないのは、大きな損失と言っても過言ではない。

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