執筆者:水口貴博

ワインの味わいを楽しむ30の方法

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テイスティングで異臭を感じれば「ブショネ」が原因かもしれない。

テイスティングで異臭を感じれば「ブショネ」が原因かもしれない。 | ワインの味わいを楽しむ30の方法

テイスティングでワインを飲む前に、グラスを傾け、においを確認します。

すると、何かワインらしくない香りがする。

ワインの香りとは異なり、なにやら腐ったような嫌なにおいです。

例えて言えば、牛乳が腐ったようなにおい。

もしかしたら「ブショネ」かもしれません。

ブショネとは、カビの生えたコルクの異臭です。

コルクは製造の過程で、漂白剤などを使い、きれいに洗浄されます。

しかし、まれに処理の不具合などが原因で、うまく洗浄できず、塩素が残ったままになると、コルクにカビが発生します。

コルクにカビが生えると、ワインにも異臭が移ってしまい、風味が台無しになってしまうのです。

レストランでは、ソムリエが確認を代行してくれるので、特に気にする必要はありません。

ソムリエがおかしいと感じれば、別の新しいワインを交換してくれます。

しかし、自宅でワインを飲むときは、自分で確認が必要です。

コルクを抜いた後、ワインを口にする前に、先にコルクをにおってみましょう。

もしコルクにカビが生えて異臭がするなら、ブショネの可能性が大変高いと言えます。

購入したお店に戻って、返品したり交換したりできます。

ワインの味わいを楽しむ方法(9)
  • ワインを口にする前に、ブショネが発生していないか、確認する。
相手の誕生日と同じ年に作られたワインを贈ると喜ばれる。

ワインの味わいを楽しむ30の方法

  1. ワインは、眺めるところから始まる。
  2. ワインのなじみを作る最初の第一歩。
  3. まずいのではない。
    たまたま口に合わないワインだっただけ。
  4. なぜ、ワインの価格は幅が大きいのか。
  5. 初心者は、白赤共通の万能ワイングラスがおすすめ。
  6. ワインは、コルクを開けた瞬間から、どんどん味が変わっていく。
  7. ワインのオーダー時に、ソムリエから言われた「デキャンタージュ」とは。
  8. 「ワインを開かせる」の意味とは。
  9. テイスティングで異臭を感じれば「ブショネ」が原因かもしれない。
  10. 相手の誕生日と同じ年に作られたワインを贈ると喜ばれる。
  11. ワインの試飲会を見逃すな。
  12. 飲んだ瞬間の味だけで、ワインのすべてを評価しようとしない。
  13. フレンチ・パラドックスによって明らかになった、ワインの効果。
  14. ワインとの出合いは、一期一会。
  15. スクリュー・キャップだから、安物とは限らない。
  16. ワインを飲んで、悪い酔いしない方法。
  17. ワインパーティーで、手軽にワインを楽しめる。
  18. ワインをおいしく飲むための適温の目安。
  19. 室温でワインを保存できる日数とは。
  20. ワインを飲んで太ることはない。
    太る直接の原因は、おつまみだ。
  21. ワインセラーがあるとはいえ、いつまでも保存できるわけではない。
  22. ワイングラスは、ささいなことですぐ割れる。
  23. いかに安く、いかにおいしいワインを見つけるか。
    これが面白い。
  24. いきなり高価なワインに手を出しても、理解できない。
  25. ワインの上級者の不思議な表現は、深い親しみがある証拠。
  26. おいしいワインに対しては、素直に「おいしい」と言えばいい。
  27. 必ずしも、ワインの価格と味が比例しているとは限らない理由。
  28. ワインに和食を組み合わせて、新しい味を発見する。
  29. ワインの陳列方法の違いに見られる、ある特別な事情。
  30. 酒屋の店長と仲良くなっておかないのは、大きな損失と言っても過言ではない。

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