執筆者:水口貴博

レストランで心がける30のワインマナー

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なぜワイングラスは、左回りに回すのか。

なぜワイングラスは、左回りに回すのか。 | レストランで心がける30のワインマナー

ワインのテイスティングの際、空気と触れさせて酸化を進めるため、グラスを回します。

このとき、細かいようですが、右回りではなく左回りに回すのがマナーです。

なぜ、左回りに回すのでしょうか。

もちろんきちんとした意味があります。

ささいなことですが、深い意味が込められています。

実は、同席者を思いやる気持ちが込められているのです。

たとえば、右利きの人がワイングラスの足を持って右に回すとどうでしょうか。

右利きの人の右回りは、つい力が入りやすくなります。

遠心力によって、グラスからワインが飛び出た際、同席者に向かって飛ぶ可能性が高くなるのです。

一方、左回りに回すとどうなるでしょうか。

右利きの人の左回りは、慣れない方向です。

つまり、力が入りにくいのです。

そのため、遠心力が弱く、ワインをこぼしにくくなります。

たとえワインがこぼれたとしても、自分に向かってこぼれるので、同席者に迷惑はかかりません。

ワイングラスの回し方には、相手への気遣いが込められているのです。

レストランで心がけるワインマナー(5)
  • ワイングラスは、左回りに回す。
ワインを注いでもらうとき、ワイングラスを持ち上げないこと。

レストランで心がける30のワインマナー

  1. レストランでのワイン選びを、すべてソムリエに任せるのはよくない。
  2. テイスティングを恥ずかしがらないで!
  3. ワインのテイスティングをするときの6つの手順。
  4. テイスティングで問題点があれば、交換をしてもらってもいい。
  5. なぜワイングラスは、左回りに回すのか。
  6. ワインを注いでもらうとき、ワイングラスを持ち上げないこと。
  7. 文字ばかりのメニューですぐ決められない。
    そういうときの解決法。
  8. ワイングラスについた口紅は、指でぬぐい、ナプキンで拭く。
  9. ワイン選びの定番。
    「魚料理には白、肉料理には赤」
  10. 「もう飲めない」とワインを断るとき、グラスの上に手をかざしてはいけない。
  11. ワイングラスの飲み口は、一定にする。
  12. 飲み残したワインボトルは、持ち帰ってもいい。
  13. 食前酒・食中酒・食後酒の目的と選び方。
  14. 「とりあえず」と言いながらオーダーするのは、給仕に失礼。
  15. ワイン選びに自信がないときには、給仕やソムリエに相談をする。
  16. ブランデーグラスの持ち方。
  17. ワインを自分たちでつぎ足さない。
  18. 2本以上ワインを飲むとき、おいしさを重視する適切な順番。
  19. ワインやシャンパンは、かき混ぜない。
  20. ワイングラスに、水を入れて乾杯をしてはいけない。
  21. ロマンチックな雰囲気を演出したければ、ロゼワインがおすすめ。
  22. レストランによっては、ワインの持ち込みが許可されているところがある。
  23. 乾杯のときに、グラスをかちんとぶつけない。
  24. 料理とワインのマリアージュの上手な楽しみ方。
  25. ソムリエとの会話を楽しむ上手なきっかけ作り。
  26. ワインボトル選びで、目安にしたい基準。
  27. ワインが飲みたくても飲めなかった、忘れられないトラブル。
  28. いくらテーブルマナーに慣れていたとしても、酔いつぶれては意味がない。
  29. ワインの一気飲みは、できるだけ控えたい飲み方。
  30. ワインのラベルは、写真同様、思い出の記念品になる。

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