執筆者:水口貴博

ワインの味わいを楽しむ30の方法

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飲んだ瞬間の味だけで、ワインのすべてを評価しようとしない。

飲んだ瞬間の味だけで、ワインのすべてを評価しようとしない。 | ワインの味わいを楽しむ30の方法

ワインを買ってから、あらためて気づいたことがありました。

飲んだ瞬間は「これは自分に合わないな」と思っていた赤ワインがありました。

買って失敗したかなと思いました。

捨てるのがもったいないので、とりあえずそのままにしておき、次の日飲んでみると驚きました。

「あれ、うまいぞ」と思うのです。

確実に、ワインの味が変わっている。

昨日飲んだよりおいしくなっている。

一瞬、何者かが別のワインにすり替えたのかと思いました。

こんな経験を、したことがありませんか。

ワインは、コルクを開けた瞬間から、味が変わります。

空気と触れ合い、酸化が始まり、味が変化します。

酸化による味の変化がこれほどまで大きいものなのかと驚くはずです。

「ワインには可能性が秘められているなあ」と思います。

飲んだ瞬間だけで、ワインの味を評価するのは早計です。

たまたま若いワインで、味が開かれていなかっただけかもしれません。

ワインをあけてからしばらく置いたり、デキャンタージュで味を開かせたりすると、意外な味を発見することがあるかもしれません。

ワインの味わいを楽しむ方法(12)
  • 飲んだ瞬間だけで、ワインのすべてを評価するのはやめる。
フレンチ・パラドックスによって明らかになった、ワインの効果。

ワインの味わいを楽しむ30の方法

  1. ワインは、眺めるところから始まる。
  2. ワインのなじみを作る最初の第一歩。
  3. まずいのではない。
    たまたま口に合わないワインだっただけ。
  4. なぜ、ワインの価格は幅が大きいのか。
  5. 初心者は、白赤共通の万能ワイングラスがおすすめ。
  6. ワインは、コルクを開けた瞬間から、どんどん味が変わっていく。
  7. ワインのオーダー時に、ソムリエから言われた「デキャンタージュ」とは。
  8. 「ワインを開かせる」の意味とは。
  9. テイスティングで異臭を感じれば「ブショネ」が原因かもしれない。
  10. 相手の誕生日と同じ年に作られたワインを贈ると喜ばれる。
  11. ワインの試飲会を見逃すな。
  12. 飲んだ瞬間の味だけで、ワインのすべてを評価しようとしない。
  13. フレンチ・パラドックスによって明らかになった、ワインの効果。
  14. ワインとの出合いは、一期一会。
  15. スクリュー・キャップだから、安物とは限らない。
  16. ワインを飲んで、悪い酔いしない方法。
  17. ワインパーティーで、手軽にワインを楽しめる。
  18. ワインをおいしく飲むための適温の目安。
  19. 室温でワインを保存できる日数とは。
  20. ワインを飲んで太ることはない。
    太る直接の原因は、おつまみだ。
  21. ワインセラーがあるとはいえ、いつまでも保存できるわけではない。
  22. ワイングラスは、ささいなことですぐ割れる。
  23. いかに安く、いかにおいしいワインを見つけるか。
    これが面白い。
  24. いきなり高価なワインに手を出しても、理解できない。
  25. ワインの上級者の不思議な表現は、深い親しみがある証拠。
  26. おいしいワインに対しては、素直に「おいしい」と言えばいい。
  27. 必ずしも、ワインの価格と味が比例しているとは限らない理由。
  28. ワインに和食を組み合わせて、新しい味を発見する。
  29. ワインの陳列方法の違いに見られる、ある特別な事情。
  30. 酒屋の店長と仲良くなっておかないのは、大きな損失と言っても過言ではない。

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