お金もない。
仕事もない。
能力もない。
友人も親友もいない。
そして、将来に夢も希望もない。
「もう人生が嫌だ。こんな状況になったのは神様に見放されたからだ!」
そう思うかもしれませんが、誤解です。
神様は、どんな最悪の状況でも、あなたを見放しません。
自分の振る舞いを振り返ってみてください。
こんな惨状になったのは、自分にも問題があるのではないでしょうか。
苦労を避け、努力を怠り、自暴自棄になった。
嘘をついたり、人を恨んだり憎んだり、仕事で手抜きをしたりなど、不誠実な言動も関係しているかもしれません。
目先の快楽を求めた先にあるのは、落とし穴。
そして自暴自棄の先にあるのは、大きな後悔です。
つまり、最悪の状況は、自分で引き寄せてしまっているのです。
たしかに親は選べません。
生まれや育つ環境など、自分でコントロールできない部分があるでしょう。
性別・外見・遺伝子など、生まれながらに決まっている要素もあります。
生まれた瞬間から、少なからず決まっている宿命があるのも事実です。
しかし、すべてコントールができないわけではないはずです。
覚えが悪くても、まったく覚えられないわけではないはずです。
覚えが悪いなら、人一倍努力すればいいだけです。
育った環境が悪く、不遇や不幸が多くても、自分で選べる選択肢もあるはずです。
選択肢は少なくても、限られた中から賢明な選択ができるでしょう。
お金がないとはいえ、ゼロではないはずです。
限られた資金の範囲で、より賢明な生き方は選択すればいい。
どんなに恵まれていなくても、少なからずできることがあるはずです。
なにより命があります。
命があるかぎり、時間があり、やり直しをするチャンスもあります。
どんなに泣いても、どれだけ絶望しても、また明日がやって来るのは素晴らしいチャンスです。
宿命は変えられませんが、運命なら変えられます。
崖からはい上がっていくイメージで、少しずつ上を目指して努力を積み重ねていきましょう。
自分にできる範囲から、こつこつ努力をしていくことです。
地獄にいるにもかかわらず、ひたむきに努力をする人を、必ず神様は見ています。
こつこつ努力をしていると、あるときからうまくいき始める瞬間があるはずです。
何をしてもうまくいかなかった状況が、急に好転し始める瞬間があります。
神様が助けの手を差し伸べてくれたのです。
神様は、どんな最悪の状況でも、あなたを見放さない。
「そんなに努力しているなら、チャンスをあげよう」と、貴重な幸運を与えてくれました。
希望を信じない人に希望はやってきませんが、希望を信じる人には希望がやってきます。
普通の人より立場が悪いなら、根性と負けん気ではい上がってください。
選択肢が限られていても、努力とチャレンジで新たな道を切り開きましょう。
真面目に努力する人がいると、神様は黙っておけず、助けの手を差し伸べてくれます。
神様は、どんな最悪の状況でも、あなたを見放さないのです。