お金をなくした。
仕事をなくした。
大切な人を失った。
住むところがなくなった。
チャンスがなくなった。
大切な存在の多くを失ったとき「何もかもなくした」と悲観的になりがちです。
たしかに立て続けに失う出来事が起こると、絶望的な考えになるのも仕方ないかもしれません。
誰だってつらいこと。
特に大切にしていたものがなくなると、言葉では言い表せないほどのショックがあるでしょう。
しかし「何もかもなくした」と考えるのは大げさです。
まだ一番大切なものが残っています。
命です。
本当に何もかもなくしたのなら、あなたはもう生きていないはずです。
「自分の体もなくした」「命もなくした」ということになる。
そうではありませんね。
まだ体があって、命もあります。
時間もある、希望もある。
「何もかもなくした」と思っているだけです。
幸い、まだ一番大切なものが残っていますから、まだ最悪の状況ではありません。
よく見ると、手元にはまだまだたくさんの宝がある。
「何もかもなくした」と悲観しても、どんどん自分がダメになっていくだけです。
くよくよしていると、人は去って、運まで逃げてしまいます。
だから諦めず、前向きになることです。
むしろ「得られる喜びが増えた」と考えましょう。
たくさん失ったなら、これから手に入れる喜びがたくさんあるということです。
お金がないから、これから稼げばいい。
仕事がないなら、これから就職活動をすればいい。
友人や恋人と別れても、これから新しく作ればいい。
住むところも、これから探せばいい。
失われたチャンスも、またいずれやって来るでしょう。
なくなっても、作ったり取り戻したりやり直したりするチャンスがあります。
その気になれば、今すぐ意欲や熱意も出せます。
熱意と意欲は、すべての可能性を切り開く力があります。
これからのあなたの行動が大切です。